2020年冬ドラマ

【僕はどこから】2話のあらすじネタバレと感想!智美と薫と千佳の事情。

ドラマ「僕はどこから」第2話が2020年1月15日(水)深夜に放送されました。

大きなシノギを前にして、素人の薫(中島裕翔)を仲間に引き入れようとする智美(間宮祥太朗)。

彼らの間にある揺るぎない信頼は、5年前のとある事件によって培われていたのです。

ここでは、「僕はどこから」第2話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の声を紹介していきます。

【僕はどこから】2話のあらすじ(ネタバレ)

昼休みの屋上で

それは高校に入って間もないころのこと。

薫(中島裕翔)はいわゆるぼっち飯を食べていました。

豚バラ青菜チャーハンは母の陽子直伝の得意料理です。

余裕がないかれにとっては、それだけでも弁当箱一杯に詰まっているのは贅沢なことでした。

いつの間にか傍にいたのは、人気者の藤原智美(間宮祥太朗)です。

強面の彼の気に障ったのか、そそくさとその場を去ろうとしていた薫でしたが。

智美は彼が食べていた弁当を一口食べるや否や、表情が激変します。

「うめぇ!うんめぇえええ!何だこれ?!」
「豚バラ…青菜チャーハン、ですけど」
「うめぇ!」

そう言って破顔する智美に驚いて固まっていた薫。

「これがもし!もし温かかったら!どうなっちゃうんですかーー、神様!教えてくださいっ!」

智美にとっても、その美味しさは衝撃そのものだったのです。

それから五年。

出来立ての豚バラ青菜チャーハンをほおばる智美は、姿こそ変わったものの、表情はあの頃のままでした。

強面の権堂(音尾琢真)を引き連れてはいましたが。

薫を最強の友として認めていた彼は健在だったのです。

「やっぱ美味えなぁ!お前の豚バラ青菜チャーハン最強説立証!」

大好きな相手に褒められて、薫も満面の笑顔です。

しかし、そこには一筋縄では行かない輩が一人、紛れ込んでいたのです。

智美の舎弟の権堂です。

キッチンに仁王立ちになっていた彼は、ようやく会話の尻尾を掴み、口を開きました。

「藤原さん…!“他人の頭”がどうこう、の話は…」

「ああ、それな。薫?まだ出来るんだろ」

「…はい、あの、僕に頼みたい仕事って」

「おい!いいか!人間にはな!他人の頭で考えるなんてことができるわけねぇんだよ!」

そう言って権堂は薫の髪を掴みぐいぐいと揺さぶります。

「権堂!静まりなさいって!」

「でも藤原さん!今度のシノギにこんな素人絡めたのがばれたら、俺たちも殺されますって」

その不穏な空気に、薫が顔をゆがめました。

「手ぇ離せ、って言ってるの」

智美はチャーハンを食べながら、権堂を窘めました。

「こいつ、消しちまいましょう。今日のこと口を割る前に」

行きがけの駄賃のように薫の頬にビンタを一発はなった権堂でしたが。

「良いから、離せ」

智美の声のトーンが変わりました。

「こいつはな。俺と千佳の恩人だ」

そう言われて、ようやく手を緩める権堂と、解放されてほっとした薫。

「この坊ちゃんが、恩人…?!」

にわかに信じられないと言った風情の権堂は、しかし、乱暴に扱ったことを詫びるかのように瞬時にシャツの襟もとや髪を直し、まじまじと薫の顔を見つめました。

「それに、こいつの能力は本物だ」

千佳の“手紙”

5年前のある日。

智美の妹、千佳が遺書を残して姿をくらましました。

同級生たちと手分けして探そうとしていた智美の前に、薫が現れ、千佳が残したその“遺書”を書き写し始めたのです。

「おい!何してんだよ?!」

「ああ…ちょっと、お借りします!」

(てか、こいつだれ?)

(うちのクラスの竹内)

必死に便せんの内容をノートに書き写していた薫の行為を周囲は黙って見つめていましたが、そうこうするうちに、薫が立ち上がって智美に言いました。

「妹さんが書いたもの、もっと見せてもらえませんか?」

「は?何言ってんだ?ちょ、急ぐぞ」

走り去ろうとする智美の自転車を抑えて、薫はいつになく強い調子で言うのです。

「すみません、説明不足でした!僕は、人が書いたものを読んで書き写すと、その人の考えが見えるんです。SNSでもかまいません!何か、妹さんの書いたものを…!」

しかし、意味が解らない智美はその手を振り払い、顔面を殴りました。

「この一大事にわけわかんねぇこと言ってんじゃねぇぞ!」

しかし、薫は引き下がらなかったのです。

「その手紙に込められていたのは、家族の拒絶です」

「は?これは手紙じゃねぇ、どう見たって遺書だろ?!」

「それは手紙です!」

薫は鼻血を垂らしながら、智美に懸命に訴えました。

「家族を拒絶しながら、自分を見つけて欲しいと言う強い想いで書いた、妹さんの手紙なんです!…妹さんは試したいんです。生きるか死ぬか…自分の命を懸けて、家族が助けに来てくれるのかどうかを…かならず、見つけてあげてください」

ようやく薫の言いたいことを理解した智美は、千佳のノートを見せ、その行方を探る手掛かりを手繰り寄せていきました。

思いついた場所は、小さい頃に忍び込んだ小学校の屋上でした。

智美と千佳は、ろくでなしの父親に虐待されて育ったのです。

幼い頃、二人で逃げて時間を潰した、そこは思い出の場所でした。

まさに今、その屋上の端に立とうとしていた千佳を見つけた智美は懸命に走りました。

ギリギリのところで彼女の手を取った智美は彼女を引き寄せ、助けることに成功したのです。

「間に合った!死なせねぇぞ…お前は、絶対死なせないから!」

「ごめんなさい…お兄ちゃん、ごめんなさい」

その夜。

智美と薫は公園の船着き場に忍び込みました。

煙草を勧める智美に馬鹿正直に「僕たちは未成年ですから」と止める薫。

そんな彼に、缶コーヒーを渡して、智美は言いました。

「お前、凄いのな。なんだよ、あの能力」

「僕は…昔から本が好きで、ちょっと人と違うのは、書き写しながら読むのが好きで…効率がいいっていうか…文字の上では、他の人になりきったり、その考えが読めるようになったんです」

それまで、交わることのなかった二人は、この日、親友になったのです。

違法行為ではあるけれど…

「こいつは見ず知らずの妹の言葉を信じて、本音の本音を掴んで見せてくれたんだよ」

だから、俺のダチで、恩人だ、と智美は権堂に念押ししました。

「では、今回の仕事、その能力をお借りしましょう」

急に丁寧な言葉遣いになった権堂に戸惑う薫でしたが。

彼が差し出したスマホの中に残った、シノギのためのやりとりを書き写していく間に、その仕事の意味を理解し、正しく言い当てたのです。

それは「替え玉受験」。

犯罪です。

仕事の報酬は4000万円。

分け前は2000万円。

母親の入院費を心配する必要もなくなるのです。

智美は、まさにそこを突いてきました。

「母ちゃんの入院は長引くのか?」

「どうしてそれを…?」

「何も調べずに来るかよ…でも、大変だったな」

「大丈夫…です」

権堂を先に部屋から出して、智美は言いました。

「こっちの世界に来たら、桁が違うぞ。金さえあれば、お前はバイトなんかせずに好きなだけ小説に撃ち込める。母ちゃんもちゃんと診てもらえる。金が歩かないかで、お前の未来が変わってもいいのか…?」

「ゴメンナサイ、薫君…すぐに返事はできません。」

「返事はいつでもいい。じゃあな、薫。豚バラ青菜チャーハン、美味かった」

「…はい、いつでも食べに来てください」

帰り際に智美は振り返って問いました。

「そういやまだ一度も聞いたことなかったな。なんで小説家になりたいの?」

「…僕には、これしかなくて…」

「ははっ…お前、社会不適合者だなぁ。俺も同じだ。いい返事、期待してるぞ」

「書く仕事」

その頃、薫がいつも持ち込みをしている出版社で、彼の原稿を「村上春樹の短編」と勘違いした編集者がいました。

それがフェイク、薫の能力によるコピーだと知って、彼らの頭によからぬ考えが浮かび上がったのです。

それは、さるベテラン作家のゴーストライターにならないか、という誘いでした。

原稿一枚2000円で、一か月で10万円。

「違法なのでは…」

そう疑問を呈した薫に、編集者はこともなげに「共著とか、再構成とか、その辺はクリアしてるから問題なし」と言うのです。

むしろ彼らが心配していたのは、ゴーストライター側が、反社組織に関わったり、犯罪を犯していないクリーンな人物であること。

「竹内君はその辺心配ないでしょ?コンビニのバイトじゃなくて、ずっと書く仕事がしたかったんでしょ?」

「書く、仕事…」

それからしばらくして。

バイト先のコンビニに、千佳が現れました。

ようやく、道を聞いてきた女の子と、千佳が結びついた瞬間です。

「あんときはね、あの能力がまだ薫氏にあるのか、試して来いってお兄ちゃんに言われて…で、やるの?やらないの?」

「そんな危険なこと…お母様がなんていうか…正直、悩んでいます」

「ふうん。じゃあ、ママに聞いちゃえば?」

覗けるじゃん、心の中___その発想が今までなかった薫にとっては、衝撃でした。

「ママは、お金を求めてると思うなぁ…2000万円てさ、ミーアキャットの首を二匹、きゅっと持つくらいの重さだよ?想像してご覧?きゅって」

母の心は…

薫は、古い育児記録のノートを取り出して、ぱらぱらとその中身を眺めていました。

「お母様、ごめんなさい…」

その頁を読み、書き写し始めると、彼の頭の中にぶわっと浮かび上がった幼い頃の情景。

「少しだけ、心の中を見せてください」

そこにあったのは、かおる、かおる、かおる…といつくしんでくれた母の姿でした。

庇って怪我をしたときにも、母は言っていました。

「アナタには未来がある…作家さんになるの。お母様は、それを必ず守る…」

その思いを抱きしめて、薫は考えを決めていたのです。

「僕は…作家になるんです」

智美の事務所を訪ねた彼は、智美にゴーストライターの依頼の件を話しました。

そして、母の心を覗き見たことも。

迷って考えた末の結論を直接話したくて、彼はここまでやってきたのです。

「やっと決心がつきました。僕は作家になるんです。最初から迷うことなんてなかった」

「そうか、お前が決めたことなら…」

「僕は、ゴーストライターになるんじゃない…作家になるんです!…智美君、僕は、腹を決めました」

「良いのか?」

「もう、迷いはありません」

「よし…じゃあ、お前にすげぇ景色見せてやるよ。約束する」

差し出された右手を捕り、薫も笑いました。

運命が、大きくうねるように動き出した瞬間、でした。



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【僕はどこから】2話の感想

学生服というか、白ワイシャツ姿の薫と智美が愛おしいほどにかわいい。

薫の苦労はもとより。

智美がどうしてその道に入っていったのか、ということにも興味があるんだなぁ。

豚バラ青菜チャーハンのおいしさにニコニコしている素直な表情は15歳そのものなのに。
たった5年でここまでの仕上がったって、一体彼に何があったんでしょう。

せめて。
その最後には救いがあって欲しいなぁ、とたった二話で思ってしまうのです。

それにしても権堂、最高です。

どこから、どう見ても、立派なヤクザです音尾さん!

そしてきちんとメリハリの効いた上下関係を弁えながら、上っ面だけでなく、智美をリスペクトして、敬い、支えてる。

イイ男です。
それでいて、まさに漫画の描写のように暴走したり、薫に突っかかったりもする。

彼の存在で随分と空気の流れが違うのではないでしょうか。

今回は登場シーンが多くて嬉しかったなぁ。

彼には、是非最後まで生き延びて頂きたいんですが…叶いますでしょうか…。

さて。
シノギの中身が見えてきました。
4000万円で我が子を有名難関私大に裏口入学…世の中にはこんな人も…とはいえ、確かに、誰にでもできるということではありません。
そしてこのシノギに関わったことで、薫の運命は大きく舵を切って動き出していくのです。



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【僕はどこから】2話の視聴者の声


↑ 見てる人は、ちゃんと見てるもんだなぁ。


↑ 権堂、大好きだ。


↑ 青菜とは、青梗菜か小松菜か…?


↑ ソウルメイト、みたいな…。


↑ わぁ、マジか。あれ、アドリブだったの?


↑ 権堂、大好きだ。たいせつなことなので二度言っておく。


↑ うん。薫君の「お母様」呼び、なんでだろう、ってすごく気になってる。解明されるのかな?

まとめ

井上家の母親・涼子が依頼してきた「シノギ」とは、息子の玲の替え玉受験でした。

彼女の思いは、彼女なりに真っ直ぐに息子の将来を見据えたものでしたが。

しかし、玲にとっては全くズレたものでしかありません。

そして、それがとんでもない悲劇を招いてしまうのです。

替え玉受験を受け入れる、ということは。

玲は自分が母に認められるだけの実力がない、という事実を全面的に呑み込むことになるわけで。

劣等感しか、そこには残らないと思うのです。

この作中にでてくる二組の母と息子。
薫と陽子、そして玲と涼子の対比が哀しいですね。

せめて、薫と“お母様”が少しでも幸福な時間を生きられますように、と祈っているのですが…果たして叶いますかどうか。