2020年冬ドラマ

【僕はどこから】8話のあらすじネタバレと感想!彼らの壮絶な人生と、迫る警察の手!

ドラマ「僕はどこから」第8話が2020年2月26日(水)深夜に放送されました。

山田(高橋努)の陰謀で翻弄されている薫(中島裕翔)と智美(間宮祥太朗)。

彼は桐原(神保悟志)や喜多(金井浩人)たち警察をけしかけて二人を陥れようとしていました。

そんななかで、山田と駿(岡崎太陽)の壮絶な生い立ちと、その結びつきの強さの理由が明かされていくことになったのです。

ここでは、「僕はどこから」第8話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の声を紹介していきます。

【僕はどこから】8話のあらすじ(ネタバレ)

バスに乗って

「この騙し合い、化かし合いに勝てば、終わりが見える…」

玲の捜索に奔走する智美。

“獅子身中の虫”である山田の陰謀を察知しながらも、智美の元へ拳銃を届ける決意をした薫。

その朝、お母さまを部屋に一人残して、彼は家を出たのです。

そんな彼を、桐原たちはマークして尾行していました。

桐原は、涼子の事件が起きた当日のことを振り返っていました。

タブレットには、薫の部屋の家宅捜索で撮った本棚の写真。

「竹内は事件当日、井上玲に貸した本を返してもらいにいって、遺体を発見した」

その本は、川上弘美の『蛇を踏む』だったはず。

しかし。
写真にはその本が他の蔵書と一緒に並んでいるのです。

「おかしいと思わないか?自分の家にある本を、わざわざ返してもらいに行くなんて」

黒井刑事(都丸紗也華)にそれを見せてた桐原。

「それって、二人の供述が覆る…やっぱり、あの犯行は、竹内と藤原が…?!」

「お…」

窓の外に、薫の姿が見えました。

その手には、小さな袋がありました。

「それを、確かめに行くんでしょうが」

薫が向かう先には、高速バスの停留所がありました。

乗り込んだ彼を追って、桐原と喜多もバスに。

がんじがらめに監視されている薫を乗せて…バスは、予定通りに滑り出しました。

山田の企み

その頃。

智美に同行した権堂(音尾琢真)は東宮寺会長(若林豪)にメールを打っていました。

「藤原組長の逃亡の可能性、今のところ、ナシ」

その様子を見て、智美が笑いかけました。

「お目付け役も大変だなぁ。会長に報告か?」

苦しそうに目を伏せ「すみません」と謝る彼に…。

「何で謝んだよ、お前の仕事だろ?でもまぁ、今回失敗したら、お前が俺を殺すことになるなぁ」

その笑顔は、むしろ清々しいほどで。

うがあああああああああああああああ…と呻き声をあげた権堂は、頭を掻きむしるようにして考えていました。

「玲(笠松将)を講談会に連れ帰り…井上涼子(須藤理彩)殺害の犯人を別にあてがって…それを今日中に…?!」

絶望的な気分の権堂を尻目に、ベンチに座って買ってきた食糧をがさがさと漁る智美。

「もうさぁ、カレーパン発明したってだけで、俺は日本人として誇れるわ!」

「へ?」

「うんま!」

「藤原さん、何買って来たんすか?」

「ドンキでいろいろな。やっぱドンキすげぇわ。安いし、品ぞろえ豊富だし」

「どうでもイイっすよ」

「良くねぇだろ」

むしゃむしゃとカレーパンを食べる智美のポケットにあったスマホが鳴りました。

薫からのメッセージには「あと3時間ではがパーキングに着きます。ここで待ち合わせしませんか?」

それを見て、智美は立ち上がりました。

「権堂、行くぞ」

二人で連れ立って歩いていく後姿を、ひとりの若者がじっと睨みつけていました。

その手の甲には、ナイフで切り付けられた傷。

駿の配下の若者は、スマホを操作していました。

智美の様子は、そのまま山田の元へと筒抜けになっていたのです。

そして山田は薫に向けて「わかった、そこで待ち合わせよう」と、智美のふりをして薫にメッセージを送ったのです。

この時___彼のスマホを経由して二人が連絡を取り合っているのだということに、まだ智美と薫は気づいていませんでした。

「すべては俺の手の中だ」

二人が落ち合い、薫から智美に銃が渡る…そこに玲がいたら、彼の口を封じるように見えるはず。

そして、そこに誘導した警察が二人を逮捕すれば、計画は完璧です。

「森羅万象は巨大なメカニズム…この世に正しく設計図が引ける人間がいるならば…」

彼は手にしたフォークを、半熟のハムエッグに突き立てました。

どろりと流れ出る黄身は…“何か”に似ています。

「人の運命は、簡単に操れる!」

宝土清掃の敷地では、作業員らが思い思いに徒手格闘の訓練をしていました。

「おいお前ら!もっと殺すつもりでやれよ!」

窓から見ていた駿は笑いながら大声でけしかけます。

その背後では玲がパソコンで、薫のスマホのGPS信号を確認していました。

「そろそろ市貝サービスエリアに到着」

駿は山田にその位置情報をつたえました。

「今日は兄ちゃんの計画の総仕上げの日!お前が奪われそうになったら、阻止しなきゃなんねぇ!」

駿が古いソファの座面のクッションをどけると、そこには大小さまざまな銃器がならんでいました。

駿は好みの拳銃を取り出すと、チキと音を立てて構え、その姿を玲は冷ややかな瞳でみつめていたのです。

市貝サービスエリアで

高速バスは滑らかな走りで市貝サービスエリアに滑りこんで行きました。

休憩に降りていく乗客らを見送って、薫は一人シートに身体を沈めていました。

しかし、その脳裏には、胸を撃たれて崩れ落ちる智美の姿が浮かび、冷静ではいられません。

「どうか、最悪の事態だけは…」

ちょうどその頃。

薫がバスに乗っていることを確認した一人の女性の姿がありました。

千佳です。

彼女はウィッグをつけ、パンツスーツでシャープな印象のバリキャリな女性の姿になっており、誰も彼女とは気づきません。

千佳はサービスエリアの売店で、バスの乗客の男性にさりげなく声をかけました。

「出張ですか?」

彼はいぶかしむ表情でしたが、千佳が仕事のゲン担ぎのためにバスの座席を譲ってもらえないだろうかと話すと、理解し、快諾してくれたのです。

かくして、彼女は見張っていた刑事の目をすり抜けてバスに乗ることに成功したのです。

「では、商談頑張ってください」

「はい、ありがとうございます!」

走り出したバスの中で薫の前の座席に腰を下ろし、背もたれを倒した千佳は、氷が入ったカップを取り出し、ぼりぼりとその氷を口に含み始めました。

いつか…薫のバイト先のコンビニで同じことをしていたのをはっきりと覚えていた薫は、それを見て、その女性が千佳であることを認識したのです。

山田が信じるもの

バスの目的地であるはがパーキングでは、山田が宝土清掃の車で待機しており、智美が到着したという報せを受けていました。

そして、駿には玲を連れてくるようにと指示を飛ばしたのです。

山田は遊園地の絵を見ていました。

「もうすぐだ…もうすぐだぞ、オヤジ!」

それは30年前の記憶です。

預けられた施設で、園長(仲本工事)が皆を遊園地に連れていくと話してくれました。

しかし、山田と駿は部屋の隅っこでじっとそれを聞いて、喜ぶ顔を見せません。

「龍一と駿は嬉しくないのかい?」

山田は、お金が無いことをよく承知していたのです。

「俺たちはいい」

「ぼくは、お兄ちゃんが行かないなら、いい」

「龍一、お前の本当の気持ちが知りたいなぁ」

行きたい、と言った彼に園長はニコニコ笑いましたが。

事態は急変します。

山田の実父が、彼を連れ戻しに来たのです。

しかし、虐待の限りを尽くしてきたクズの父親は警察を呼ぶと言った園長の言葉に去っていきましたが。

「お前の家族はここにいるよ。だからここにいていいんだ。お前の存在を脅かす悪いものはすべて外からやってくる。でもな、人を成長させる良いものも、外からやってくるんだ。それをちゃあんとみる力は、もう龍一の中に育まれている。いつか、ここを巣立って行って、幸せになるんだ」

そう言ってくれた園長の思いにこたえるべく、家族写真を処分した山田でしたが。

間もなく不審火で施設は燃え上がり…炎の中に飛び込んで子供たちを救った園長だけが亡くなるという惨事が起きたのです。

そこに現れたのは実父でした。

施設がなくなれば、お前に帰る場所はない、と言った彼に、全てを悟った山田は必死に抵抗しました。

「このひとが、園に火をつけたところを見た!この人が“親父”を殺したんだ!」

懸命に叫んだ山田の言葉で父親は捕えられましたが。

山田と駿は二人、取り残されてしまいました。

「遊園地、行きたかったね」
「ああ…“親父”とね」

二人は、思い出の写真を眺めていました。

「金を一杯稼いで、遊園地を作ろう。そこに親父の名前を付けてさ」

その日、山田は無力な神を信じることを止め、悪魔になったのです。

「さぁ、来い!藤原…竹内」

袋の中身

バスは予定通り、終点のはがパーキングへと入ってきました。

全ての乗客が降車し、見張りの刑事たちとともに私服姿の桐原と黒木も人の群れの中に紛れ込み、様子を窺っていたのです。

竹内の姿を見つけた山田は、しかしそこに玲と藤原が揃わないことにいら立ちを覚えていました。

「何かがおかしい…駿は、何やってる?」

電話も通じず、そうこうするうちに薫の姿がふっと消えたのです。

「何かが起きてる…何かが…」

思考していた山田がふと気配に振り返ると、そこには袋のまま拳銃を構えていた薫の姿がありました。

反射的に拳銃を構えた山田は即座に薫に狙いを定めました。

「言ったでしょ?私に銃を向けるんじゃない、って。さぁ、その銃は藤原さんに届けましょう」

「山田さん。僕を騙しましたね?」

「何言ってるんです?私は騙してなんか…」

「ここで僕と智美君を、拳銃を持ったまま会わせて…」

「藤原か___藤原がどうやって?!」

そこに、薫を探していた刑事二人が飛び込んできて、山田は取り押さえられました。

「違う!銃を向けてきたのはそいつだあああああ!」

桐原たちに身柄を拘束されていた薫でしたが、彼が持っていた袋にはドクターペッパーのボトルが一本。

「竹内は武器を所持していません!」

黒木刑事が報告すると、山田は「何で持ってないっ?!」と薫を睨みつけました。

「銃って、何ですか?僕はそんなものに触ったこともありません!」

「くっそおおおおおおおおおお!」

叫んだ山田は、拘束を振り払い、迷わず喜多刑事の腹に一発撃ち込むと、周囲を威嚇し、薫に拳銃を突き付けて連れ去りました。

「俺の夢は!まだ終わらねぇ!」

たまたまそこに居たドライバーから車を奪った山田は薫を放り込むと急発進させました。

「藤原か?!どうしてだ?どうやって…」

時間が巻き戻り、智美が権堂にスマホのメッセージを見せていたところに立ち返りました。

「この意味がようやく分かった」と、彼はつぶやいたのです。

そして、物語はクライマックスへと進むのです。



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【僕はどこから】8話の感想

古典的ではありますが、千佳が薫に接触を試みたところなどは上質のミステリーっぽくて好きです。

また、山田と駿の子供時代の話は…切ない悲しみに満ち溢れていたのです。

…あの時の炎が元で不審火が起きたのか、それとも本当に山田の父親のせいだったのか…。

幼い頃に惜しみない愛情を注いでくれた園長先生の存在が、今の駿と山田を突き動かしていたのでしょう。

それが歪んだものであったとしても、彼らにしてみれば生きるよすがだったのです。

エンドロールには水戸の浄水場が出ていました。

ということは、「カメラを止めるな!」のあそこが最終決戦の場所なんだな、と。

今までのすべてを振り返るサービスカットがおまけで流れた今回。

さぁ、ここから最終章です。

駿は玲を彼なりに大切にしており「死ぬな」と言いました。

狂気の中にも“ファミリー”を作るのだという彼なりの意思があり、それを犯そうとする智美や薫、そして恐らく警察に対しては断固として抵抗していくものと思われます。

そして、予告の中で駿に撃たれて倒れる智美。

この先にあったのが、一話で垣間見えたシーンだったのか…と。

ようやく感情を表すようになった玲。

彼の中にある闇をすべて吐き出した時、事件は解決に向かうのでしょうか。

彼もまた、母を殺めてしまった罪を背負っていますが…その身に長い間受けてきた母親からのプレッシャーに押しつぶされそうになって戦ってきたサバイバーでもあります。

どうしたら、幸せになれたのでしょう…?

守られるべき子供たちが裸で世界に放り出されてきたツケを、今彼らは自身で払わねばならない、そんな理不尽と戦っているのだと思いました。



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【僕はどこから】8話の視聴者の声


↑ ふとした表情が激似。


↑ あのぶっ飛び具合、振り切れ具合はやっぱり岡崎体育さんで大正解だと思います。


↑ ええ、それはもう…同じこと思うようねぇ。


↑ 千佳の存在は凄く大きな戦力。


↑ このドラマに登場する若い世代は、皆それぞれにアイデンティティを模索してる。


↑ あと少しで終わってしまうこのドラマ…メイキングはわちゃわちゃ楽しそうにやってるんだろうなぁ、という予感がします。じゃれてる駿と山田とか見てみたい。


↑ まさにジェットコースタードラマですね。

まとめ

全てを悟ったような智美。

彼は笑って権堂と話していましたが。

権堂には権堂の役割があり、それを逸脱することは許されていないのだということを理解したうえで同行を許している…ということで、智美はまさに身一つで戦場に乗り込んでいたようなものなのです。

一話で、あの浄水場の中で腹部を撃たれていたカットが流れ、物語の行きつく先はそういうことなのかという予感がありましたが。

まだ、希望は捨てたくありませんね。

ヤクザだとしても。

智美は彼なりの倫理観をもって這い上がろうとし、既得権益で肥え太る者たちを覆す力があるのでは、と思えるからです。

目の前はもうクライマックスです。

あと2話。

薫とお母さまは、穏やかな日々を生きられるようになるのでしょうか。

そして玲は…?

ここまでくると、山田と駿にも理があり、その罪を償うことで生きなおしてほしい、とすら思える…不思議なドラマです。

もともと高橋努さんと岡崎体育さんが好きだったのでそう思えるというだけのことかもしれませんが。

あの子役ちゃんたちの名演技は、記憶にとどめておきたい絶品なお芝居でした。