2019年秋ドラマ

【ミス・ジコチョー】最終回(10話)のあらすじネタバレと感想!人類の未来のために

ドラマ「ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~」最終回(第10話)が2019年12月20日(金)に放送されました。

ホストクラブ通いに研究費の使い込み疑惑まで飛び出して、絶体絶命の真奈子(松雪泰子)。

「100年の安全神話」を掲げる世界第三位の巨大なSHIMIZU自動車を相手に挑んだ戦いは、大きな“失敗”だったのか…それとも___?!

ここでは、「ドラマ名」最終回(第10話)のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の声を紹介していきます。

【ミス・ジコチョー】最終回(第10話)のあらすじ(ネタバレ)

「濡れ衣です」

真奈子は大学側からホストクラブ通いと数百万の研究費の使い込みを問いただされる吊し上げの真っただ中にいました。

それは“濡れ衣”だと抗弁しても、週刊誌のコピーを手に声高に責める手合いは止まりません。

「就労時間外に余暇を楽しんで…何がいけないんでしょうか?」

公序良俗に関わる現職の大学教授のご乱行、ということで舌鋒鋭く突っ込んでくる輩を適当にあしらって研究室に戻ってきた真奈子の興味は、ただ一つ。

当該事故車両のタイミングチェーンの不具合のこと。

しかし“スキャンダル”を理由に、真奈子は事故調査委員会から首を宣告されてしまったのです。

「よかったじゃない。大学側は研究費の使い込みを疑ってるの。この研究室にも調査が入る。今は事故調より自分の身を守ることを考えて!」

秘書の志保(後藤理彩)がいつになく厳しい言葉を投げかけても、真奈子はポルトJが今も約10万台が全世界を走っており、いつどこでまた再び同様の事故が起こる可能性があることを問題視していたのです。

父親がアメリカで同様の事故で亡くなった時、真奈子はどうすることもできなかった、その無念を晴らそうとしていたのかもしれません。

「交通事故は、絶対に無くならない…100年も続いたSHIMIZU自動車が、いちどの失敗もないなんて、あり得ない___失敗から目を背けて、誤魔化してきただけ。そんな見せかけの安全神話は、もうここで終わらせる!」

清原の思惑

SHIMIZU自動車の社長・清原(前川泰之)は、国立工学創造センター長の南雲喜里子(余貴美子)に、5年後に実現させる予定だったロボットカーのプランを3年に前倒しするようにと切り出しました。

「それは、いくらなんでも無理よ」

喜里子は呆れたように言いましたが。

「あくまでも目標ですよ。できようが、できまいが、そういうことにしてください」

それが飲めなければ、研究費の打ち切りを示唆する清原に、喜里子は大いに不信感を抱きましたが、その先の意図は読めないままです。

事故の被害者遺族の小泉家は悲しみに沈み。

加害者となってしまった牧野(辻萬長)の娘・福江(黒沢あすか)はその責任をマスコミから責め立てられていたのです。

「ふざけるな!娘は関係ないだろうが!」

牧野はニュースを見て激昂しますが。

真奈子はそんな牧野と弁護士の守康(寺脇康文)にタイミングチェーンが緩んだ音の録音データを聴かせました。

事故の時に、小泉家のケンヤ少年がその音を聴いていたのです。

それは、しかし、窓を閉めた車内では聞えない音でした。

「何か、ご家族から指摘されませんでしたか?」

真奈子は牧野に尋ねましたが、牧野の娘はペーパードライバーで、車には興味がなかったのだと言います。

そして真奈子と燈(堀井新太)は自動車整備工場のオーナー・久坂(岩城滉一)から思いがけない情報を得ました。

真奈子のホストクラブ通いを記事に書いたジャーナリストがSHIMIZU自動車に出入りしていた記者だった、というのです。

清原はそうした手段を用いて敵対・対立する人物を排除することをいとわない人種なのだと久坂は言います。

おそらく、彼もまたそうした手段をもって、会社を去らざるを得なかったのでしょう。

“安全神話”の正体

久坂は個人的な人脈を駆使してポルトJの事故の情報を集めていましたが、そのブレーキのタイミングチェーンに関して大変重要なパーツであるチェーン・テンショナーがオーナーの知らない間に定期整備などで交換されているのだと言います。

そして、それはSHIMIZU自動車の上層部の意向だったのだそうです。

もう一つは、久坂の知己の整備工場に持ち込まれた自損事故の車両のドライバーが「突然ブレーキがきかなくなった」と報告しているのです。

そこにSHIMIZU自動車が出てきて検証した結果、何も見つからなかった…いずれもまた半年前でした。

SHIMIZUは何某かの不具合を掴み、その事実を隠ぺいしたまま部品の交換を勧めていたのです。

チェーン・テンショナーの不具合で余計な振動が起こり、ブレーキの利き具合に関するボルトが緩み、いくら踏み込んでもブレーキが利かなくなる、という現象が起こっていたのではないか、というのが真奈子の仮説でした。

そこに現れた男の顔を見て、燈が声をあげました。

SHIMIZU自動車技術部長の沼尻(上杉祥三)です。

久坂と同期だったことから久坂自ら彼を呼び、実験に立ち会ってもらおう、というのです。

検証実験、開始

久坂の会社にあったブレーキテスターを用いて、事故の時のブレーキの再現を試みるのですが、思ったような結果は出せません。

ブレーキは正常に作動し、事故発生時の状況の再現はできないままだったのです。

しかし、一つだけわかったのは、問題のボルトが緩むこと。

それを見ていた沼尻が「車というのはそんなに単純なものではない。何十にも安全を考えて作られているんだ」と言いました。

何か、条件が違うのかもしれない、と真奈子らはその再現と検証に一層のめり込むのです。

その頃、真奈子の研究室に異変が起こっていました。

大学側からの調査が抜き打ちで入り、志保や郁美(高橋メアリージュン)たちの前ですべての書類がひっくり返され、持ち去られていったのです。

その知らせを受けた真奈子は顔色を変え、燈を連れて駆け出して行きました。

残された久坂は黙々とその実験を続け、それを見ていた沼尻に言ったのです。

「SHIMIZUに入りたての頃は、こんな風に夜通し作業したっけな」

「何十年前の話だ?もう忘れたよ」

久坂は、手を止めて沼尻に問うたのです。

「SHIMIZU自動車、大丈夫なのか?」

「当たり前だろうが」

沼尻は、上着を脱ぐとワイシャツの袖をまくり、久坂から工具を取り、作業を始めました。

「ちゃんと覚えてるじゃないか。お前の身体に沁みついてるんだよ。車好きが…」

彼の正体

真奈子が飛び込んでいったのは、古い廃工場のような場所でした。

その奥に入っていくと、燈の目の前には異様な空間が現れたのです。

「なん、ですか、これ…?」

「粒子加速器」

こともなげに真奈子が言ったその言葉に、燈は「え?」と声を漏らし、愕然とします。

「誰かいないの?」

真奈子の声に、奥から出てきたのは週刊誌で見たホストであることに、燈は驚きを隠せません。

「あれ?先生珍しいね、こんな時間に!」

そして、燈を見て「もしかして、先生の彼氏?」などと言っている間に、わらわらと周囲から若者らが集まってきたのです。

「先生!お久しぶりです!」

中には白衣を着ている者もおり、男女問わず親し気に真奈子を囲みました。

「みんな、ゴメンね。大学にここのことがバレた…万が一の場合、すぐにここを畳めるようにして…」

訳が分からない燈に、真奈子は言いました。

「みんな、私の教え子たちよ」

真奈子は個人ラボとしてこの場を構え、私費を投じてとある研究を進めていたのです。

ホストのトキオ(中村昌也)は、そのチームリーダーでした。

チャラい外見と言動に反してとても優秀で、ホストとして稼いだ分を研究資金に提供もしていました。

皆それぞれに、国内外の研究機関に籍を置く優秀な科学者ばかりです。

トキオも元NASAのエンジニアという経歴の持ち主でした。

彼らは本来トップシークレットであるテーマを共有し、開発を進めていたのでした。

「出るところに出たら問題になる…皆の未来がつぶれかねない…だから、ここのことだけは言えなかったの」

「そんな」小さいこと言ってたら、100年経っても完成しないからね、アレは」

トキオは、手にしたファイルを燈に手渡して、見ることを促しました。

そこにあったのは、夢の塊。

タイムマシンの構想です。

燈がまだ真奈子の元に来て間もないころに見た日付。

1979年3月28日
1986年4月26日
2011年3月11日

人類最大の失敗、スリーマイル島、チェルノブイリ、そして…。

「過去に戻ってどうしてもやり直したい失敗がある」

それこそが、真奈子の野望だったのです。

父の思い出

真奈子の父、一(マキノノゾミ)は売れないSF作家でした。

皆が幸せになるハッピーエンドばかりを目指していたら、結果的に売れなかった、という作風の持ち主だったのだと真奈子は言いました。

どことなく、燈に似ていた、という父のそんな夢のような物語が好きになれず、シングルファーザーとして懸命に育ててくれた彼を裏切るような形で工学の世界に飛び込んでいった真奈子。

「良い父だったなぁ。だから、あの人の影響で、わたしはずっとあり得ない夢を追いかけてる___ごめんね、私のせいで、また職を奪われることになっちゃって…事故調の証明もできなかったし…私、また失敗しちゃた」

燈は、そんな真奈子の言葉に涙ぐみながらも、彼女が普段見せなかった面に触れられて、嬉しかったのです。

世界一へ

ニュース画面のなかで、清原は満面の笑みを浮かべて握手していました。

アメリカの自動車メーカー・ラプラタと合併し、SHIMIZU自動車は世界第一位の自動車会社になったのです。

新社長は清原でした。

これこそが、SHIMIZU自動車が不祥事を出せなかった理由です。

喜里子もその画面を睨み据えていました。

「ロボットカーは、取引の材料…」

そんな喜里子の元に、燈がダンボールを抱えて訪れました。

それは、以前喜里子が貸したSHIMIZU自動車のポルトJの資料でしたが、燈らが、そこには恐らく意図的に抜き取られた情報があったのに気づいたというのです。

「真奈子は…?大丈夫なの?」

珍しく母親らしい気遣いを見せる喜里子に、燈は「今回は、大丈夫じゃないかもしれません」と答えました。

自分のことは後回しで、事故の原因究明にのめり込んでいること、そしてあのスキャンダルの真相___お金をつぎ込んでいたのは、タイムマシンの開発のためだった、と。

「ありえませんよね。でも、先生は本気なんです。いつだって、ずっと先を見てるんです。だから、俺、なんだかすごく嬉しくて。誇らしくて。見てみたいです。先生の作る未来を」

家族

「ごめんね、お父さん。今回も…上手くできなかった」

広い墓地の中で、真奈子は亡き父に語り掛けていました。

10年前、離婚して、ひとりになった真奈子はマサチューセッツにいました。

研究も思うように進まない彼女を気遣った父・一は彼女の元を訪れ、励ましていたのです。

そんな彼に、真奈子は「誰とも会いたくない。帰って」と言ってしまったのです。

「そんなに落ちこみなさんな。誰だって失敗はする。あの母さんだってな」

「あの人はいつだって完璧」

「いや、俺と結婚したことは、母さんの最大の失敗だ」

「自分で言ってて哀しくない?」

「哀しくなんかないねぇ。そのおかげで、お前と出会えた。お前さんはね、失敗の申し子だ」

「なんか、そんなこと言われても嬉しくない…」

そういう真奈子に屈託なく笑ってくれた父。

そんな記憶を呼び起こしていた真奈子の前に、喜里子が現れました。

「お父さんの命日、明日でしょ?なんで来るのよ?」

「そっちこそ…」

「会いたくないから一日早く来たのに」

「私もよ…これがもし、お父さんの導きだとしたら」

「大きなお世話ね」

喜里子は、真奈子たちがたった一台のポルトJで実験していたことに対してそのデータの根拠の脆弱性を指摘し、真奈子はそうせざるを得なかったことを抗弁する、といういつものパターンの口論へと発展していました。

喜里子は喜里子で…20年かけてここまで積み重ねてきたロボットカーでしたが。

いつの間にか、大切な客観性を見失っていたのかもしれない、と考えていたのです。

「SHIMIZU自動車が共同開発するのにふさわしいかどうか、もう一度この目で確かめてみる」

喜里子は久坂モータースに案内するように真奈子に言ったのです。

「やるの?やらないの?」

共闘する母と娘

久坂モータースのガレージの一角で、郁美が持ち込んだ差し入れで腹を満たしながら、真奈子と喜里子、そして燈は検証実験を再開していました。

志保も訪れたその時、燈はピクルスのボトルの蓋が硬く締まって開かない事に苦戦していました。

そこに久住が小型のバーナーで金属の蓋を軽く炙ってみせたのです。

ぱかっと簡単に開いたそれを見て、真奈子と喜里子の脳裏にあるアイディアが浮かびました。

カムシャフトの素材はダグタイル鋳鉄、そして組み合わさったパーツはアルミです。

温度が40度を超えるとアルミは膨張し、10ミクロンの隙間が発生する可能性がありました。

ブレーキのパーツが空回りする可能性と、温度がネックになる可能性が出てきました。

いくつかあったポルトJの事故のうち、猛暑日に起きたものと、事故の前にロングドライブをしてエンジンルームがかなり高温になっていたことに辿り着きました。

ただ、残念なことに牧野の事故はいずれにも該当していなかったのです。

彼はその直前まで近所の寄り合いに参加していたことが判明していました。

そんな真奈子の元に、牧野の弁護を担当する守康から電話が入りました。

彼は自宅に残していた娘たち家族を気遣い、身を隠していたホテルから戻るのだと言います。

小泉とは和解することを希望していた牧野。

それは、自分の非を認めることになるのだという燈に、守康は「よく考えた結果だ。これ以上余計な口出しはするな」とバッサリ制するのです。

「もう、十分だ」

そういう牧野に、守康は「大丈夫だ。私がこの保険でなんとかするから」というのですが。

真奈子はその保険の契約書の書面を見てあることに気付きました。

そこには、牧野が「ペーパードライバーだ」と言っていた娘の福江の名前が記載されていたのです。

「牧野さん、もう少しだけ時間をください!」

査問会

大学の調査で、真奈子は公的な研究費の横領・流用などはしていないことは判明したものの、個人的なプロジェクトを進めていること、参加している人員の身元が不透明であることが問題視されていました。

そのやり玉に挙がっていたのは志保です。

一心同体のように真奈子をサポートしてきた彼女は、周囲から言いたい放題に責め立てられている状況に、ばん!とテーブルを叩いて立ち上がったのです

「どこまで知ってるか、と聞かれましたよね?全部知ってます。誰よりも!勘違いしないでください。私は彼女を辞めさせないで欲しいなんてこれっぽっちも思っていません。むしろもっと最先端の研究施設で彼女の力を存分に発揮してほしいと思ってきました。でも、真奈子はここで!大学教授をすることを選んだんです。何故だかわかりますか?未来は、人が作るものだからです!工学者として、どんなに素晴らしい発明をしても、人間が間違いを起こせば取り返しも付かないことになってしまう。犠牲者が出ることだってある。だからこそ、次の世代に正しい知識や経験をつなぐ必要がある…同じ過ちを繰り返さないために!…それが、失敗学です。失敗を乗り越えてこそ、明るい未来があると、真奈子が教えてくれたから…」

目に涙を貯めながら、啖呵を切った志保はすっきりと微笑んでいました。

“世界一”を打破すること

久坂モータースでは、綿密に練った解析と実証実験のプランを実行しようとしていました。

ゲストは、清原と沼尻です。

そこには牧野もいました。

真奈子は、事故の時に、実は二時間以上も走っていたのだと言ったのです。

「今回は、温度が60度以上になったところで検証します」

牧野は知らなかった事実に驚き、その運転をしていたのが娘の福江だと聞いて呆然としていたのです。

自動車保険の証書にあった彼女の名前は、つい最近加入したことを表していたのです。

それは牧野のためでした。

自分が父を乗せてあげたいと思っていた…彼が不在の時に黙って運転の練習をしていたのだ、というのです。

はたして。

その考察の通り、60度を超えた状況で再現を試みた時、ブレーキは利かず。

仮説は実証されたのです。

「バカバカしい。こんな町工場でやった実験など、信憑性に欠ける。一台だけでは個体差ともいえる。SHIMIZUの安全神話はこんなことでは崩れない」

そう言って笑って席を立とうとした清原に、郁美が「現在、158台で実験中!」と笑って告げました。

久坂が全国の町工場に声をかけて同様の実験を依頼したのです。

「たかが町工場だが、三度の飯より車が好き!っていう連中でね」

日本中でポルトJはおよそ10万台。

「そのうち何台に同様の不具合が発生したら、国土交通省に報告する義務がある?」

沼尻はそう問われて「お前も知ってるだろ?」と言いつつ「3台から4台だ…」

モニター上には全国から続々と集まってくるその実験結果、そして問題となった不具合が158台中9台発生しているこが判明したのです。

「清原社長、こいつを悪者にしないでやってください」

ポルトJを愛おしげに見るそんな久坂の言葉に、清原が口を開きました。

「10億だ。それで目をつぶってくれ」

「たった10億?SHIMIZU自動車の安全神話はそんなものなんですか?」

「なら20億か?50億か?」

激昂する清原に、沼尻が言ったのです。

「もう止めましょう!私たちは、走る道を間違えてしまったんです。もっと早く引き返せばよかった…」

「黙れ!お前もすべてを失うんだぞ!」

「もうとっくに失ってますよ…清水自動車が大好きだったのに…!」

その肩を久坂がそっとさすっていました。

危険性を指摘し、緊急リコールを促す燈に「ふざけるな!」とうそぶく清原。

「俺は失敗などしてない!」

真奈子は、自動車業界独特の事情を理解したうえで清原を諭します。

「自動車業界は新規参入が難しいと言われています。自動車は、その時代の最先端技術の結晶です。長い間の研究開発に、沢山の失敗を積み重ねて今があるんです。SHIMIZU自動車も以前はそうだったはず。だからこそ、ここまで大きくなったはず」
清原は失敗はしていない。

でもするべきリコールをしなかった。

「それは、ただの犯罪よ…あなたに、安全神話を語る資格はない」

最後の悪あがきのように清原は言いました。

「ロボットカーの実現も、これで10年遅れますよ」

そんな清原に、貴理子は笑いました。

「仕方ないわね。スイッチが入っちゃったこの子は止められないのよ。私の最高傑作だもの」

未来に向けて

___リコール隠しが発覚した清原は逮捕され、ラプラタとの合併は白紙撤回。

牧野は、やっと小泉家を訪れて、遺骨の前に首を垂れたのです。

夫の隆文(竹財輝之助)はそんな彼に理解を示し、互いに涙を流してその心を通わせたのです。

引きこもりがちだったという小泉の息子・ケンヤに、真奈子は赤い箱をクリスマスプレゼントだとして手渡しました。

「おばちゃん、サンタさん?」

「私は、サンタさんでもないし、おばちゃんでもないわよ?」

帰路、牧野は免許の返納を宣言し、迎えに来た娘の福江の運転する車で帰っていきました。

「運転には自信がある。だが、娘の隣ってのも…悪くない」

真奈子が手渡した箱は、開くとそこに踊るサンタのホログラムが浮かび上がるというものでした。

ケンヤだけでなく、隆文にも笑顔が戻りました。

そのサンタの正体は、貴理子です。

「あの人ねぇ、ああ見えて実は大好きなのよ…」

コスプレしておどける彼女を写し取ったホログラムは、しかし外国企業との共同研究のトップシークレットだったのです。

賑やかな研究室の日々を取り戻した真奈子たちは、今日も事故調に出かけていき、その“失敗”の真相に迫るべく奔走するのです。



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【ミス・ジコチョー】最終回(第10話)の感想

「失敗学」という学問の概念はとても新鮮でした。

失敗を恐れて萎縮すること。
失敗をとがめられることを恐れて隠蔽し、より悲惨な状況に陥ってしまうこと。

そのいずれも、誰もが経験してきたはずのことなのに、その検証を深く行うことをせず、より成功に近づけるはずの道を見つけられずにいる人が本当に多いのだと、改めて考えさせられました。

もっと広がれば、生きづらさを感じている多くの人々が、のびのびと暮らせるはずなんだけどなぁ、とも。

真奈子は天才的な頭脳を持ちながら、自らの失敗を噛みしめ、検証し、しかしそれを楽しむ領域までひっぱりあげている稀有な存在でした。

「私、失敗しないの」という先輩格(?)のヒロインもいますが。
「私、失敗しちゃった」な真奈子の存在のリアルなこと!

シリーズ化は難しいかもしれませんが。
折々にスペシャルドラマで復活してくれないかなぁ、と思ったり。

彼女もチャーミングですが、そのまたグレートマザー・喜里子博士がが素晴らしい。
余貴美子さんは、シンゴジラの花村防衛大臣などの印象が鮮烈ですが。

間違いなく、今回のプラチナの髪のキャラクターは彼女の代表作になることでしょう。

丁々発止の母娘のやり取りは、時にドキッとさせ、時にウルっとなりましたが。

「私の最高傑作」という評価を素直に吐露した喜里子ママ素敵でしたね。

彼女メインのスピンオフや過去話、一さんとの物語も見てみたかったなぁ。

そして、知的な高橋メアリージュン!

こんなふうに底抜けに明るくてキュートな彼女は初めてみました。

意外性というか、新しい扉を開いたような彼女は深刻になりがちな研究室のみんなのカンフルであり、清涼剤であり…癒しでしたね。

面白かった!
続編、スペシャルドラマ、スピンオフのショートドラマ、何でもいいから、続いて欲しいです!



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【ミス・ジコチョー】最終回(第10話)の視聴者の声


↑ 激しく同意。


↑ 松雪泰子さんが、恐らく10年前より綺麗になってる!


↑ もしもあの日に立ち返って何某かのことがなせるなら…。


↑ 実際はあんなふうに微に入り細を穿つような調査は難しいでしょうねぇ。


↑ 竹財さん、ドクターXにも出演していたんですね?!


↑ あそこは、サンタさんで正解だと思うんだ。


↑ はい、私もそう思います!

まとめ

最後まで、ゲストキャラが豪華でしたね!

牧野の辻萬長さん、どっしりとした存在感と声が素晴らしかったです。

沼尻の上杉祥三さんと久坂の岩城滉一さん。
ことに沼尻は前回あまり良い印象はなかったんですが。
今回は清原を諫め、会社の健全化を図れるキーパーソンになりうるのでは、という予感もしました。

久坂とは同期で、しがらみを解き放てば、三度の飯より車が好き、なオタクなおじちゃんたちでしょう。彼らなら、きっと良い方向にいくのではないかな、と思っています

さて、意外な人たち。

牧野の娘、福江さんの黒沢明日香さん。

富裕層の奥様という感じで、上品な服装と物腰でしたが、彼女はつい最近映画「楽園」で東南アジア方面からの難民(恐らくカンボジア)で、息子(綾野剛さん)が哀しいことになる、という母親を演じていました。

まるで木が朽ちるようにボロボロになっていく様子が凄まじかったのを覚えており、今回すぐに同じ人だとは気づかないほどでした。

これからお父さんを隣に載せてのんびりドライブできると良いですねえ。

そして小泉隆文の竹財さん。

仮面ライダー剣でデビューした彼も今ではNHKでちょっと意外な知的な語学番組などにも出演しています。子煩悩なパパの表情もすてきでした。

彼らみんなに幸アレ。
失敗を乗り越えた先には、きっとよりよい未来が待っているはず!