2019年秋ドラマ

【俺の話は長い】4話のあらすじネタバレと感想!ニートと250円アイスのミステリー

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ドラマ「俺の話は長い」第4話が2019年11月2日(土)に放送されました。

本日の”火種”はちょっとお高めの、一つ250円のアイス。

35歳ニートの満(生田斗真)が大切に冷凍庫に入れて残しておいたそれが何者かに食べられ、パッケージがゴミ箱に捨てられていた、と大騒ぎ。

どうでもいいオブザイヤーになりそうなそのアイスの行方について、満は屁理屈コネまくりの推理劇を展開し始めたのです。

ここでは、「俺の話は長い」第4話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の声を紹介していきます。

【俺の話は長い】視聴率(最新速報)と推移分析!視聴者の評価評判は?日本テレビ系・土曜ドラマ「俺の話は長い」は、コメディホームドラマになっています。 主人公の岸辺満(生田斗真)は、大学卒業後に起業に...

【俺の話は長い】4話のあらすじ(ネタバレ)

其の七:アイスと夜の散歩

岸辺家&秋葉家の朝

07:30、満が部屋から降りてきました。

「おはよう!もう起きたの?」

母の房枝さん(原田美枝子)が驚くほど、これは岸辺家にとっては珍事です。

「うん、ちょっと早く寝たから。俺のパンは?」

「ごめーん、買ってこないとないのよ」

光司(安田顕)が自分の皿を差し出すと「大丈夫です、そんなに食欲ないんで!」

「じゃあなんで“俺のパンは?”って聞くの?」

春海(清原果耶)が言うのももっともですが。

「しゃべってないで早く食べろ、遅刻すんぞ!」

威厳もへったくれもない叔父が説教臭いことを言おうとすると、綾子(小池栄子)が突っ込みをいれます。

「満、私の黒いリュック使ったでしょ?」

「ああ、あれ、姉ちゃんの?」

「雑に使ってると判るのよ。下の方汚れてたし」

春海が「あれ、二万くらいするよね」というと、心底驚いたように「二万?!」と満が復唱しました。

「あのリュック、二万もすんの?」

「値段は関係ない!定価は五万するからね」

呆然とする光司に、満は囁きます。

「騙されちゃダメですよー、女は定価っていっただけで、男を欺けると思ってますからねー」

そんな会話が交わされる中で、満は春海に台所の新聞を取ってきてくれるように頼みますが。

「遅刻するからヤダ」とすげなく断られます。

「ケチだねぇ~、親の顔が見てみたいね!」

その母・綾子の顔を覗き込むと、心底いやそうに「もう、朝から相手すんのしんどいんだけど!」と嘯きますが、満も「じゃあ朝方の生活に白なんて言わなきゃいいのにねぇ~」と光司の顔をさらに覗き込みます。しかし、誰も同意せず、しらーっとした空気だけが居間に漂いました。

義父と、娘と…

「秋葉光司って、春海のお父さんでしょ?なんで陸(水沢林太郎)とメールのやり取りしてるの?」

春海の元・親友で現・恋敵が掃除時間に突撃してきました。

しかし、それは春海にとっても初耳で、「はぁ?知らないし!勘違いじゃないの?」としか言えません。

陸も、やり取りはしているけど春海とは関係ないと証言しているようですが、彼女は納得しきれていないのです。

そんな二人の様子を、陸は遠巻きにして見ていました。

その夕刻。
光司は退社しようとしたら、後輩に飲みに誘われました。

「悩み聞いてくださいよ~」と言われて店に入ったら「音楽をやっていたことの栄光を捨てた方がいい」だの「営業先の学校の先生方には暗くてやる気が見受けられないって言われてる」だのボロクソに言われてしまい、トドメに転職を促すようなことを言われて、呆然としてしまったのです。

ちょうどその頃。

春海のスマホに、陸からハロウィンのマスクを被って撮ったお茶目なつもりの光司の写真が転送されてきました。

「何これ?」

その意図が読めない春海でしたが。

隅っこに写り込んでいたスニーカーが満のものだったことから、春海の追及が始まります。

「どうして私の同級生が光司さんの画像持ってるの?!」

「しらなーい」

その写真を撮るときにめんどくさいアドバイスをしたことがバレたら、もっと面倒なことになるからか、満はバックレようとはぐらかしますが。

「そんなに興味があるなら自分で光司さんに聞けばいいじゃん」

「…そこまで、興味ないし」

「なら良いじゃん。でもまさか、春海がパンプ郎さんの画像持ってるとはなぁ~」

「やっぱ知ってるんじゃん!」

「めちゃめちゃ気になってるじゃん!」

「もういい!」

まだ、満は春海が叶う相手ではありません。

房枝さんは店の常連の牧本(西村まさ彦)に誘われて“千住あずま住区センター”で行われている吹き矢の教室の体験レッスンに行っていました。

居間にいたのは綾子だけです。

「ただいま」

光司がコンビニ袋を片手に帰ってくると、綾子は座卓で何かの資料を見ていました。

「また飲んできたの?」

後輩と一緒だった、というと「ちゃんと割り勘で飲んだんでしょうねぇ?」とずばずば抉り込む綾子。

せっかく、酔い覚ましにチョコレートのアイスを食べても、美味しく感じられません。

「転職したい、って言ったら、怒る?」

「え…本気で?」

今すぐどうこうというわけではないけど、という光司に、給料が良くなるならアリだと答える綾子。

「会社でやなことあった?」

「…いや、全然」

そう言いながらも、光司は猫の額のベランダで黄昏ながら残り半分のアイスを食べたのです。

まさか、そのアイスが物議を醸すネタになるなんて、その時の光司は予想もしていませんでした。

翌朝、光司が朝食に降りていこうとすると、満がそのネクタイをチェックして交換させました。

取り替えたそれは、例の画像で締めていたネクタイです。

向かいに座っていた春海はそのネクタイを凝視していました。

光司は、陸が不穏な動きをしていることにまだ気づいていないのです。

房枝さんの去就

牧本が房枝さんに惚れている、ということは殆ど周知の事実でした。

その距離が少しずつ縮まっていることも。

今日はとうとう、自宅に圧力なべを取りにいくから、と手伝いを頼まれたのです。

房枝さんは誰にでも優しいのですが。

牧本はかなり攻めに転じていたのです。

台所のテーブルで、圧力なべの不具合の調整を牧本に頼んで、房枝さんが店に戻っている間に春海が下校してきたのですが。
家のプライベートスペースに他人がいたら、ご近所さんでもやはり警戒はするものです。

牧本は親しみを込めて話しかけましたが、春海に“不審者一歩手前”のような目で見られてしまい、複雑な気持ちになっていました。

陸からの写真

「あの子からまた写真が送られてきたんだよー」

光司が見せてくれたスマホの画面には“ベース尾弾乃助”とコメントが付いた、顔をベースで隠した陸の画像が。

だんだんクオリティが落ちてきたコスプレ写真のアイデアでしたが、10回もそんなやり取りを重ねていたら写真集でも作れそうなものです。

「今回はベースを買いたいから付き添って欲しい、とまで書いてあって…」

満は、それが光司に合うための口実ではないか、と分析していましたが。

光司自身は深入りしない方が良いのではないか、と警戒心もあり。

しかし、話してみないとなぜ彼が光司と接点を持ちたがっているのか、という根本が判らないままです。

どうしたものか、と山積みのダンボールに圧迫されそうな部屋の隅っこで男二人がちんまり飲んでいたところに、房枝さんから声がかかりました。

それが“ミステリー”の始まりだったのです。

捨てたのは、誰?!

房枝さんが台所でチョコアイスの袋と、木の棒を手に光司を呼びました。

「このごみを捨てたのは光司さん?」

「私じゃありませんが」

「じゃあ誰かしら?」

分別してほしいのだという房枝さんでしたが、その状態で捨てたのは光司ではありません。

そうこうするうちに満がその袋を見て「俺のアイス!」と騒ぎはじめました。

「俺のアイスを食べたのは誰だ?!」

食い物の恨みは恐ろしい、との例えの通り。

満は250円のチョコアイスを誰が食べたのか、壮絶な追及を始めました。

綾子は食べていないと主張しますが、250円のアイスと聞いて「無職のくせに!」と突っ込みを入れ始めたのです。

綾子は「ごみは捨てたけれど食べていない」と繰り返しましたが。

満は「川に拳銃は捨てたけど、撃ったのは私じゃありません、なんて通用すると思う?」と飛躍した例えを持ち出して綾子を激怒させたのです。

テーブルにあったゴミを捨ててやっただけで、どうしてそんな疑惑を持たれなければならないのか?!

綾子の怒りはもっともです。

房枝さんがその合間を縫って、袋は燃えないゴミ、棒は燃えるゴミだから気を付けるように、と綾子に言いました。

自宅がある区は、どちらも燃えるゴミだったので、その延長線上で捨ててしまったのだろう、と光司がフォローしましたが。

「…食べたの、光司じゃないの~?」

似たようなアイスを食べていたのを見た、という綾子。

光司は昨夜帰宅時に自分で買ってきた者だった、と潔白を主張するためにゴミとレシートを探しに行きました。

いずれにせよ、気分の良いものではありません。

満は一週間前に二本買って、一本はすぐ食べて、もう一本はまさに今食べようとしていたのだと強弁していました。

春海が「冷蔵庫の中にあるものって、誰が食べても良いんじゃないの?」と疑問を呈すると、今度は満の矛先が彼女に向かいました。

基本的に、冷蔵庫の中にある者は房枝さんが買ったものをみなが自由に食べているのですが。

満は「アイス・プリン・ケーキはスペシャルな食べ物だ!」と小学生のように主張します。

あまりのくだらなさに、全員分のアイスを買ってくるように光司に頼む綾子でしたが。

満は台所の引き戸を閉めると偉そうに主張しはじめました。

「これはアイスの問題じゃない。食べたのに黙っている人間が三人もいるっていうことが問題なんだ!」

綾子、春海、そして房枝さんはムッとしましたが、光司は「この中に犯人がいない、と言う可能性は?」と助け船をだしました。

家族以外が入り込んでアイスを食べた、と言うその仮説に、房枝さんは「怖いこといわないでよ!」と声を上げましたが。
該当者が一人だけいたのです。

その日の昼間、春海が台所で見た、牧本____。

すると問題は、アイスから、房枝と牧本の関係性へとシフトしていきました。

「牧本さんに失礼よ!」とたしなめる房枝さんに「状況証拠が揃っているのに庇うんですかぁ?」と突っ込みまくる満。

綾子は、しかしごみを捨てたのが今朝の事だった、と気づき、牧本のその容疑は晴れたのです。

春海があることに気付きました。

アイスのゴミが置いてあった場所に、今朝まで新聞がたまって置いてあった、と。

資源ごみとして今朝、房枝さんがまとめて出した、というその新聞は、もとをただせば綾子が記事を読みたいから残しておいて欲しい、と頼んでいたものでした。

結局、読まないままに一週間分ほど溜まっていったそれを、すっきり片づけたのが今朝の事でした。

「なるほど…そういうことかぁ」

満は、映画の探偵のように顔に掌を当てて考えるようなポーズをとり、周囲を挑発するような声音で「この事件の犯人は…」____と引っ張っておいて…「いません!」とオチを付けたのです。

満が冷凍庫を漁ったら、アイスはそこに残っていたのです。

「どうして?」

光司が驚いていると、満は偉そうに解説を始めました。

一週間前に満がアイスを食べてゴミをテーブルに放置したら、翌朝からその上に房枝さんが新聞を貯め始めてしまい、しかし一向に読まれる気配がなかったそれらをまとめて資源ごみに出した時には、プレスされてぺちゃんこになったアイスの袋だけ
が卓上に残り、気づいた綾子が今朝可燃ごみに突っ込んだ、と言うのが真相です。

「これが、犯人無き完全犯罪の全てです!」

真顔で言うようなことか、と全員が呆れ果てた中で綾子だけが「全員に謝れ」とクールに命じましたが。

「なぜ?」と屁理屈大魔王・満は応じないどころか、綾子が新聞を放置したことを責め初めてカオス度が増してきました。

味方が一人もいないことを察した彼は高らかに笑って「負けを素直に認めましょう!」とあさっての方向を向いてポーズを決めましたが。

「でもこの事件よりはるかに深刻な事件が浮かび上がってきていることにお気づきじゃなーい!」と主張し始めた満。

「何?事件て」と光司。

「話を逸らして誤魔化すんじゃない!」と静かに激怒している綾子。

「うちの母さんは」

満は、房枝さんをじーっと見つめて核心を突くつもりのひと言を放ちました。

「牧本さんと再婚しようとしてる」

意表を突きすぎて全員が数秒フリーズした後、房枝さんが「馬鹿なこと言わないでよ!」と声を上げて、ようやく沈黙が解消されたのです。

こうなると、満の顔はいつもの屁理屈をこねまくっているときの、張り付いた子供のようなわざとらしい半笑いです。

「そうだったとしても、満には関係ないでしょ?」

綾子がクリーンヒットを飛ばすと満は喰ってかかりました。

「姉ちゃんは、母さんが再婚することに賛成なの?!」

「勝手に決めないでっ!」

房枝さんが真顔で否定しても、話をどんどん飛躍させる満が混乱を増幅させていくのです。

「母さんがそうしたいなら、私たちには関係ないことでしょ」という綾子は、自分も再婚しているので反対できないだけだ、と満に突っ込まれます。

「満兄ちゃんは、もし再婚相手が家に来たら、居場所がなくなるから嫌なんだよね?」

春海が図星を突いても、満は認めません。

「俺は再婚には反対してない。相手が牧本容疑者で良いのか、ってことを問題提起してるだけ!」

「満くん、“容疑者”は取ろうか」

光司がさりげなく指摘するものの、房枝さん自身は全くそんな気がないのだと満を叱り飛ばしますが、そこでさらに話を捻じ曲げるのが満のクオリティです。

「俺は、牧本さん以外だったらどんな奴が来ても“お父さん”て呼ぶ準備はできてるよ、春海と違ってね!」

話を振られて中途半場に腰を折られた形の、満以外の全員は呆然として…袋を破ってアイスをかじり始めた満をみていました。

「再婚するならもっと考えた方が良いよ~、資産とか、健康状態とか、車の免許とか…」

彼が言いたいのは、牧本は免許を持っていないから、彼と暮らしても不便だよ、と暗に自分の存在の優位性を誇示しているのです。

自分以外の全員を煙に巻いたまま、彼はすーっと台所を出ていき、綾子が我に返った時には自室に飛び込んで鍵をかけて籠城。

「何であいつはひと言謝るってことができないんだろ…?」

「今に始まったことじゃないわよ」

その場に残った全員はなんとなく今でお茶を飲むことになってしまいましたが。

「謝罪を回避するために、全員傷つけていきましたからねぇ」

光司はまるでその頭の回転に感嘆したかのようにため息をつきました。

「コンビニ行ってくる」

春海は散々アイスの話をしていたために食べたくなった、と立ち上がりました。

「俺、行ってこようか?」

「自分で選びたいし」

そんな義父と娘に、房枝さんは「二人で一緒に行って来たら良いじゃない?」と送り出したのです。

夜の散歩

「もちろん、春海が嫌じゃなければ」

そう前置きしたうえで、光司は立ち上がりました。

綾子と房枝さんがバニラアイスを所望したので、光司と春海は連れ立ってコンビニに行くはめに。

結局春海と光司は同じ、満が食べていたチョコアイスを選んだのです。

自分で払うという春海に「馬鹿なことを言いなさんな」と窘め、一緒に支払いを済ませた光司。

とぼとぼと家路につく光司のあとをついて歩く春海。

「さっきの…」

「ん?」

「さっきの、言いなさんな、ってどこの言葉?」

「どこなんだろ…自分でも使ったの初めてだったから…」

「初めて?」

「うん。帰ったら調べてみるよ」

「…陸と、いつ連絡先交換したの?」

「あの、それは…体育祭の時…」

もし断って、春海に不利益があったら、困ると思って、と父親っぽいことを言う光司に。

「イヤじゃなければ、仲良くしてやってよ、あいつも寂しい奴だから」

「はい、こちらこそ喜んで」

光司が“あいつも”の“も”は誰の事だろう、と言うと、春海は、あの家にいる全員がさみしいのでは、と答えます。

そんな会話を交わして帰宅した光司は、ベランダでニヤニヤしながらバニラアイスを食べていましたが、カーテン越しにそれを見た満は思わず「気持ちワル…」と呟いてしまうのでした。

其の八:バーニャカウダと犬の散歩

クラッチのカウンターで

チョコレートアイス事件の翌日、光司は満とバー・クラッチで飲んでいました。

少しだけ春海が打ち解けてくれたことがうれしくて、自慢すると、ニヤニヤしてアイスを食べていたところを見られていたのだと聞かされます。

「もしかしたら、光司さんに何か期待してるんじゃないですか?」

「期待って?」

「もし春海が陸くんをすきだったら、光司さんを通して状況の打開を図っても不思議はない」

店長の海星(杉野遥亮)にも「彼に、ベースを買いに行くの、付き合ってほしい、って言われたんですよね?」と聞かれて悪い気はしない光司。

「もし光司さんが彼に、カッコいいとか面白いとか思ってもらえたら春海ちゃんにはプラスな訳だし」

バイトの小雪(きなり)は「もっとダイレクトに、陸くんと今の彼女を別れさせて欲しい、とか」

「馬鹿なことを言いなさんな」

海星は、満に「来週暇ですか?」と問いました。

なんでも、クラッチのオーナーが一週間海外に行くので、その間マンションで犬の世話をしてくれる人を探している、というのです。

朝夕の散歩で破格の条件、そして何といっても凄い美人だということで、満のバイトは決まったのです。

マラソン?

満はそのバイトのために朝方に生活をシフトし、走ってマンションに通うようになりました。

ようやく就職する気になったのか、と喜ぶ房枝さんや牧本ら。

ポラリスでその話を聴いていた営業マンの薗田(本多力)がある日公園で休憩していると、まさにその満が犬を連れて散歩しているところに遭遇します。

オーナーの三枝さんちのコウスケという小型犬をかいがいしく世話する満ですが。

人間の自分より大切にされているコウスケに不思議な気持ちを抱くのです。

薗田から房枝さんにその目撃談はすぐに伝わり、帰宅した満はすぐに房枝さんに尋問されました。

「さっき店に寄ってくれて、その名刺を渡してくれって頼まれたの」

なんでも、薗田の会社で中途採用試験があるから、試しに受けてみてはどうか、というのです。

「…わかった」

満はその名刺をまじまじと見つめ、何事かを考えている様子でした。

再婚家庭の子供たち

昭和レトロな喫茶店で、光司と陸はパフェを食べていました。

陸の家も、父親はステップファーザーだというのです。

「成績は悪くないんですけど、父からしたら信じられないほど馬鹿だって」

「お仕事は?」

「外務省の官僚です」

絶句する光司。

「僕は、春海が羨ましかったです。光司さん、面白いし、悩みを聞いてくれそうじゃないですか」

調子に乗って、恋愛相談を受けることになってしまった光司。

「一番得意な分野だよ!」

「ホントですか?!」

そういう陸の瞳はキラキラ輝いていました。

親近感

薗田の持ってきた就職には全く興味を持っていなかった満ですが。

なんだかんだで、クラッチで話すことになり、薗田はその席に渡利(間宮祥太朗)という後輩を同席していました。

妙にキラキラした笑顔でハイテンションな渡利は、少し前まで大学を中退したうえでバックパッカーで世界各国を放浪していたのだというのです。

彼は一方的に、満に親近感を持っていたのです。

房枝さんが垂れ流していた満の経歴から、南米を回った時の話を振られてキャッキャと楽しそうに話しかけられながらも、もう10年も前の話だったことに複雑な気持ちになる満。

失敗してしまったコーヒー店の話も持ち出して、「僕も好きなことを仕事にしたいってずっと思っていたんです!」とウザさ満載、暑苦しい程の笑顔で語るのです。

「こんなに好き勝手なことをして生きてきた僕でも、楽しく働けているんです。満さんにも、うちの会社、絶対気に入ってもらえると思うんですよ!」

差し出されたパンフには光友電工という社名と、“住宅用太陽光発電システム”という製品名…そして「ひかりと共に生きる」というキャッチコピーが書かれていたのです。

母と娘

「え、今日、湯豆腐なの?」

「コロッケもあるわよ」

春海は「メンチカツが良かったな」と言いますが。

綾子は一足飛びに志望校の話を振りました。

春海が書いていた学校名は今まで話したこともなかった学校で、偏差値的にも本来彼女にしてみればすべり止めのレベルだったのです。

「偏差値が高い学校に行くのが目的じゃないし」

「じゃあどうして高いお金を出して塾通ってるの?」

「お母さんが通ってほしそうだったから!」

嫌味な口調で質問してくる綾子の口真似のように返事をしてくる春海。

綾子が以前、偏差値が上がれば選択肢が増える、という話をしていたことを引き合いに出してきました。

「満兄ちゃんなんて、良い高校に入って、良い大学にも入ったけど、何の意味もなかったじゃん」

「あいつのことは、今は関係ないでしょ?」

「私だって、お母さんみたいに自由に生きたいよ。嘘つかないで、後悔のない人生を生きたいよ!」

母の気持ち

吹き矢教室に入会手続きをした帰り、牧本と房枝さんは小料理屋のカウンターで食事をしていました。

今はニートでも、やればできる子だと思うの、と…満のことが大切で仕方ない房枝さん。

満本人には厳しいことしか言わない牧本も、頑張ってバイトを掛け持ちして店の回転資金を貯めていたころの輝いていた彼を思い出して褒めていました。

「満が次の目標を見つけるまで、待ってやりたい気持ちは解るけど…」

流石に六年はながかった、と言外に表す彼に「もう待つつもりはないの」と答える房枝さん。

「俺にできることがあったら言ってよ」

男気を見せる牧本に、房枝さんは「ありがと!」と言ってお酒を一口飲みました。

「親バカかもしれないけど。目標さえ見つかれば、情熱をもって突っ走れる子なのよ…まだ、信じてるの」

そう言ってほほ笑む房枝さんは、本当に綺麗でした。

ライオンの悩み

就職させるために、会社員の利点を並べ立てようとして、渡利は自分がフリーターだった頃には全く相手にされていなかった彼女が、正社員になったとたんに向こうからアプローチしてきたのだという話をしてきました。

「渡利は、うちに入ってホントに良かったよなぁ!」

「ハイ!!サイコーですっ!!」

そんな話を聞けば聞くほど、満の心は冷めていきました。

「俺、無職でも彼女いたけどねぇ。逆に渡利君の彼女怖くない?就職したとたんに、ってことは、彼女は渡利君の人間性とか全く見てないってことだよねぇ?ほんとに大丈夫なの?」

虚を突かれた彼は、はっと真顔になりました。

そして、これまでたっぷり時間をかけて喋っていた薗田と渡利ですが。

「会社の魅力が全く伝わってこないって、営業マン向いてないんじゃない?大丈夫なの?」

そろそろ満は、いつもの張り付いた笑顔になりつつありました。

薗田は渡利を「若手有望株だ」とヨイショし、渡利は、大学中退から世界を放浪していたことまでも含めて認めてくれる会社だ、と必死に満に語るのですが。

「さっきからやたら“大学中退”をアピールしてるけど、20代で大学中退で正社員て、中退を無駄遣いしてない?」

きょとんとした渡利に、畳みかけるように追撃をかます満は、容赦のタガを外していました。

「完全にドロップアウトから失敗してるよね?同じ中退として恥ずかしいから、あんまり言わないでくれるかな?」

既に、渡利は泣きそうです。

バックパッカーだったと言うその経歴も、周囲が就職して結婚していくのに、自分だけが無職で彼女もおらず、取り残されて孤独に耐えかねた末の行動だったのでは、と痛いところをぐさぐさと突いていく満。

顔をゆがめ、下唇を噛みしめて、うつむく渡利は、既に戦意を全てそぎ落とされ、泣き出す寸前の子供のような表情です。

「…その、とおりです」

トドメのように。

つまみのバーニャカウダの野菜は一人一種類一本ずつで用意されている皿から、渡利はエシャロットを三本独り占めしていたことにまで言及し、社会人失格とまで言うのです。

そこで薗田がブチ切れ「いい加減にしてくださいよ!6年も働いてない人に、なんでそこまで言われなきゃならないんですか!」と間に割って入ってきたのですが。

「最初にケンカ売ってきたの、そっちじゃん」

満はシレっといいました。

無職の自分を下に見てるでしょ、とも。

薗田がなぜそんなに満を就職させたいのか、と言えば、それは房枝さんのことが気になっていたからです。

しかし満は自らを「働かなくても良い才能の持ち主だ」と主張します。

東京に実家があって住むところは安泰、母親が未亡人で、寂しさから甘やかしてくれると言う才能、薗田のように結婚して家族のために苦労して働かなくても良いという才能___ダメ人間ならでわの剛腕な屁理屈ですが、涼しい顔で言われてしまうと、真っ当な人間はぐうの音も出なくなるのです。

「恥ずかしくないんですか?」

「逆に、働く気のない人間に、上から目線で働くことを強要して、恥ずかしいとは思わないの?君がやろうとしているのは“動物園のライオンに檻から出て自分で獲物を取ってこい”って言ってるのと同じことだよ」

身振り手振り総動員して語る満を止められる人は誰もいません。

「はた目から見たら、楽してるように見えるかもしれないけど!でもね、動物園のライオンは、闘っていないように見えて、野生のライオンよりも闘ってんの!客に笑われて、指さされながら、毎日夢と孤独の狭間で闘ってんだよ!」

渡利がいきなりガバッと立ち上がって叫びました。

「おれ!今日で会社辞めます!」

「社員増やしに来て、へらしてどうすんだよーっ!」

薗田が呆然と渡利を見上げていました。

「満さんのおっしゃる通り…動物園から逃げて、野生の群れに紛れ込んだ臆病なライオンなんです!」

暴走しかけた彼に、満は「渡利!」と呼び掛けてストップをかけました。

冗談だ、という満に呆然とする彼。

「彼女、大切にしてやれよ。会社、辞めたら承知しないゾ!」

嘘くさい慰めに、渡利は「ちょっと…どうしていいか解んないっすよぉーーーー」と泣き崩れ、そんな彼に、海星はサービスのエシャロットを差し出すのです。

その頃。

岸辺家の居間では、綾子たち一家が鍋を囲んで食事中でした。

春海は好きなことをして生きることの何がダメなのか、と綾子に問うのでした。

そうして本人任せにしていたら、6年も無駄にしてしまった残念な満。

「でもおばあちゃん働いてるし」

ムリに今すぐどうにかしろというのも、今更過ぎる、と光司も言いますが。

もし房枝さんが今死んだらどうするのか。

そして将来的に自分たち一家に寄りかかってくるのではないか、などと不穏な会話が展開されていたのです。

「私は、お母さんみたいに仕事一途で、シアワセじゃない事の方が問題だと思う」

綾子は思わせぶりに笑って「あんたが良い学校に入ってくれたらシアワセだけどねぇ」と話を振りますが。

「そうやってすぐ自分の思いどおりにさせようと押し付けるのやめてくれるぅ?」

「押し付けてないわよ、願い事を口にしただけ!」

夜が更けたころ。

光司と綾子は高校受験ガイドを眺めてあれこれ話をしていましたが。

春海がいきなり言い出した志望校は、もしかしたら陸が選んだ学校なのでは、と思いいたりました。

そんな春海の受験問題も含めて、秋葉家・岸辺家に平穏な日々はまだ訪れなさそうな気配が濃厚なのです…。



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【俺の話は長い】4話の感想

言霊(ことだま)って、ありますよね。

とうとう、秋葉家の三人の中で、不吉な言葉がでてしまいました。

もし、房枝さんに何かあったら、満はどうするのか。

前回なんとなーく感じた不安のフラグがバシバシ立ってきているような気がするのは…既に気のせいではない…?!

めちゃめちゃ不安です。

どうして、こんな一見は儚げな美人さんを生田斗真さんの母親役にあてたのか、も含めて。

…もし今房枝さんがどうにかなったら、満の生活はとん挫します。

家は残されても、食べるすべがありません。

めちゃくちゃ怖いですよね、この状況。

そして、親密さが増していく牧本との関係も。

この予感、当たらないと良いなぁ、と切に祈るものです。

さて。
海星から頼まれたワンコのお散歩係のバイトから、なにやら次のご縁が芽生えそうな気配が見えてきました。

満、またヒモになる…なんてことはありませんよね?

まあ、ニートもヒモも大して変わりませんが。

まだピュアさが残っている渡利(間宮祥太朗)をコテンパンに、というかフルボッコにした満の貼り付いたような、腹話術の人形のような表情を見ていると、全然イケメンに見えなくて、生田斗真さん、凄いなぁ…と見入ってしまいました。

ようやく中盤に差し掛かった物語。

だらだら流してもしょうがないけど。
房枝さんが幸せになってくれるといいなぁ、と思って見ています。



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【俺の話は長い】4話の視聴者の声


↑以前他の方も仰っていましたが。
確かに、高橋一生が屁理屈こねくり回したらこんな感じになりますね。
いっそ、ガチでみてみたい高橋一生版満。


↑この部屋、見覚えあるんだけど、弩のドラマか思い出せない…。


↑名探偵コナンかよ!って思うことが多いです。
てっぺんのつむじのところだけがぴょん!てしてるの。


↑畳みかけて踏みつぶす勢いだったわけですが。あの尺の管理は凄い厳密で、脚本家さん素晴らしいなぁと思うのです。


↑洗濯男子の洗剤CMで最近間宮君が杉野君の顔に惚れてしまうバージョンが好きだったので、すごく萌ツボ刺激されるシーンでした。渡利、また出てくると良いなぁ。


↑世捨て人の心意気、みたいな…?

まとめ

千住で撮影しているのは知っていましたが。

まさか北千住駅前の商店街でもロケしていたとは(笑)。

北千住駅は密かにすごい路線が発着するターミナルで、ルミネもあって、大学が出来たことで治安が劇的に向上し、しかも便利になって、かーなーりー人気のスポットです。

ところで。

満が結構いい高校からいい大学へ進学し、そこで中退したらしき過去が描かれていますが。

…房枝さん、何でも常連さんに話しちゃうのは止めましょうよ、ってちょっと思ってしまった。

無意識にやってるんだろうけど。

昔の長屋並みに、プライバシーだだもれですよね、満のことも、綾子のことも。

少しずつキャラが増えていく中で。

陸はどうなっていくんだろう。

父親って、出てくるのかな。

光司さんと直接対決したり、あったらおもしろそうだなぁ、と。



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