2019年秋ドラマ

【俺の話は長い】5話のあらすじネタバレと感想!フォレスト・ガンプと夜の爪切り。

スポンサーリンク



ドラマ「俺の話は長い」第5話が2019年11月9日(土)に放送されました。

岸辺家の新しいトレンド、吹き矢。

習い始めた母・房枝さん(原田美枝子)だけでなく、影響されて娘婿の光司(安田顕)まで二階の廊下で的を狙う日々。

古本屋の牧本(西村まさ彦)は虎視眈々と房枝さんにアタックを続け、新たな恋敵?の出現もあって、喫茶店ポラリスを中心に不穏な空気が流れ始めました…。

ここでは、「俺の話は長い」第5話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の声を紹介していきます。

【俺の話は長い】視聴率(最新速報)と推移分析!視聴者の評価評判は?日本テレビ系・土曜ドラマ「俺の話は長い」は、コメディホームドラマになっています。 主人公の岸辺満(生田斗真)は、大学卒業後に起業に...

【俺の話は長い】5話のあらすじ(ネタバレ)

其の九 銀杏と爪切り

もう、11月

房枝さんが吹き矢の練習をしていると、なんとなく興味を示し始めた光司。

音楽をやめてから趣味と呼べるものがなくなっちゃったから、と道具を借りて始めてみると、これがなかなか面白くなってきた、というのです。

春海(清原果耶)は塾帰りの車の中で母の綾子(小池栄子)に成績の急降下を責められていました。

もう11月だというのに、春海は受験に本腰が入らない様子で、綾子は心配していたのです。

彼女が心を乱されてしまう初恋の相手、高平陸(水沢林太郎)は何を考えているかちょっと良くわからない男の子。

今も、担任教師が正岡子規にそっくりということを茶化すようなしかけをしつつ、大好物のケーキを誕生日に用意したり…クラスを巻き込んでいろいろやっているのですが。

その真意は、春海には見えないところにあるのです。

新しい風

ポラリスに吹き矢の教室の檀野(長谷川初範)が訪れました。

彼は吹き矢の教室の副会長です。

牧本は、渋いイケメンの檀野がデレデレと房枝さんのコーヒーを飲みに来たことや、彼が外車が何台も停まっている豪邸の住人だということが気に入らず、牽制し、八つ当たりしてしまうのです。

その夜、綾子は近所の諸角(浜谷健司・ハマカーン)が娘とサウナに行くところに遭遇します。

その子は春海や陸と同級生。

綾子は、春海がしゃべってくれない学校での様子を尋ねてしまうのです。

茶碗蒸しと銀杏とローストビーフ

台所では、房枝さんがせっせと茶わん蒸しの支度をしています。

満(生田斗真)は銀杏が好きではないので、彼の分は抜いて支度していました。

そしてメインディッシュは綾子が買ってくると言っていたちょっと良いお店のローストビーフだったのですが。

「どっちもご飯のおかずにはならないよねぇ」

春海がそう言うと、房枝さんはシレっと答えます。

「だったら納豆でも食べなさいよ?」

「お母さんと同じこと言うんだねー」

「だって、私が育てたんだもの」

子供のころの夢と、現実

茶碗蒸しが仕上がり、綾子が帰宅してテーブルに料理が並んだ頃。

笑いながら満が茶の間に降りてきました。

「ねぇ、光司さんの小学校の頃の夢、知ってるぅ~?」

小学校の卒業文集の寄せ書きのページを開いて見せると、そこには“殿様バッタ”と書かれていたのです。

「知ってたら結婚してなかった…」

綾子は笑って言いましたが。

光司自身は「小学生の頃には、人間でいることに不自由さを感じていたのかも」と文集のページを懐かしそうに撫でていました。

「満兄ちゃんは、将来の夢、何て書いたの?」

春海に問われて、満は即答です。

「俺は、小学校の時も、中学校の時もコーヒー屋の店主」

「満は夢をかなえたって言えるのぉ?」

綾子は、その店が一年持たなかったことを突っ込みます。

「夢を実現したかどうかに期間の長さって関係するんだ?」

「いや絶対関係するでしょ!美容院始めた人が経営不振で半年で店閉めても“私は夢をかなえた”って得意げに言ってたらイラっとしない?」

満は「ボクシングのチャンピオンが三か月で王座陥落しても『たった三ヶ月で夢かなったなんて言ってんじゃねぇよー』っていうんだ?」と子供のケンカのように挑発します。

「じゃあ姉ちゃんのぶれっぶれの人生はどうなんだ?」

その言葉を受けて、房枝さんは「そう言われてみればそうねぇ」と同調してしまいます。

小学校の時には歌って踊れるアイドル、中学校の時には実業団のソフトボール選手…。

「よく覚えてること!」

「復讐の切り札に使えそうな気送って、不思議と消えないんだよ」

クラシックバレエを習いたいと言った時には靴もレオタードもすべて揃えて半年持たなかったとか。

ピアノも買ったけど続かなかったとか。

春海は、自分がやりたいと言った時に「どうせ長続きしないからダメ」と言ってピアノを習うチャンスを逸してしまったことに関してムッとしていました。

「自分が続かなかった経験を娘に当てはめるのは如何なものか…」

満が尻馬に乗っかって綾子を責めますが。

当時は家も狭く、金銭手金も厳しかったので、いずれにせよ買えなかった、と綾子は言うのです。

満はピンときた!とでも言いたげにお金の話を始めました。

公立から大学中退のうえ、野球など習い事の道具も近所のおさがりで済ませた満と、やりたいことをいろいろと習った上に私立の高校、大学と進学した綾子に教育費は自分の二倍はかかってないか、と。

房枝さんは「もしかしたら三倍は行くかもね」と認めたのですが。

その差額を遺産相続の時にちゃんと配慮してくれ、という満。

「もう私が死んだ後のことを心配してるの?」

「ほんっと、失礼な奴だよ…」

房枝さんは気を取り直して春海に志望校を尋ねました。

「春海は高校どうするの?公立いくの?私立いくの?」

「うーん…」

その時、満が茶わん蒸しの器をスプーンでぐちゃぐちゃかき混ぜて聞きました。

「ねぇ、なんで銀杏入ってないの?」

「以前みんなで食事に行った時に、銀杏が嫌いで茶わん蒸し残したでしょ?」

「余計な事すんなよーーーー!」

「え?嫌いじゃなかったの?」

房枝さんは心底驚いて尋ねました。

「いつの話だよ…5年もあれば人間変わるだろ!」

「6年も無職のくせに?」

「かっちーん…」

まだ残っているから好きに食べれば、と言われて、満は「茶碗蒸しよりフライパンで炒った銀杏の方が好きだからいいけど!」とうそぶきました。

怖くて料理が作れないから、嫌いなものを申告しろと言われて。

「エシャロットと冷やし中華」

「すき焼きも嫌いでしょ?」

つい先日大騒ぎした記憶も新しいすき焼きですが。

「今や克服して大好物だそうです」

春海がバラすと「絶対誰にも言うなって言ったのに!」と牽制する満。

ふっと真顔になった綾子が、春海に言いました。

「この前のテストのことだけど」

「また?」

「わざと悪い点数とったわけじゃないわよね?」

春海の気持ち

模試の結果は、かつてない程悪くて、綾子は心配していたのです。

陸と同じ高校に行くために、ワザと成績を落として綾子たちを諦めさせようとしているのではないか、と。

「春海が本当に生きたい高校ならそれでもいいけど」

「言うよ!お母さんが行かせたい高校に行かない限り絶対言い続けるに決まってんじゃん」

綾子は、春海が陸と同じ学校に行くために成績を画策しているのではないか、と考えています。

「一時の感情に流されて、人生を棒に振って欲しくないのよ」

すっと、光司が席を外しました。

綾子は、行きたい高校があったけれど、そこではなくて一番偏差値が高い学校を選んで良かったと思っている、と語りました。

「好きな人と同じ高校行きたいってそんなにダメなの?」

満の言葉には綾子はより一層噛みつきました。

「満みたいになって欲しくないのよ!」

彼は、友達と同じ高校に行って甲子園を目指すつもりだったのに、その学校に受かったのは満のみで…野球の大会で再会、対戦してボコボコにされたという苦い過去があったのです。

「電話で確認してきました」

光司が戻ってきました。

彼は、直接陸に志望校を確かめたのです。

それは、綾子が問題にしている現在の春海の志望校ではありませんでした。

しかし。

次に綾子が問題視したのは、なぜ光司が直接陸にアクセスできるのか、という点です。

そして実際には、綾子と房枝以外の全員が、そのことを知っていた、ということにショックを受けていました。

光司は、学校の行事であった時に、陸に頼まれて連絡先を交換していたのです。

食後、光司は2階の廊下で吹き矢を吹いていると、房枝さんが話しかけました。

「春海が小学校の時に鳴りたかったのは、ミュージシャンなの」

「え?」

「結婚する前のほうが、仲良かったよね」

家族が一つ屋根の下で暮らすということは、大変…。

房枝の言葉は、ずしりと光司の耳に残りました。

銀杏と、爪切り

満は食べそびれた銀杏を自力調達しようと、台所に置いてあった残りを手に取りました。

台所の作業テーブルで勉強していた春海。

「もしかしたら、ワザと違う高校の名前言ったんじゃないかなぁ」

陸の本心は解りませんが。

その心理はなんとなく推測できる気がしていたのです。

春海がその学校を志望したのは、陸が行きたがっていたからなのだから、そのことを綾子に責められていることを察して、違う学校の名前を出してくれたのでは、と。

陸は孤独でした。

皆とワイワイご飯を食べている春海と違って、一人で牛丼屋で夕食を食べているのです。

満は、自分の高校選びについて「悔しいっていうんじゃなくて、人生は何て理不尽なんだろう、っていう驚き…」と率直に語ります。

「だから、好きな奴と同じ高校を受けるっていうのは、あんまりお勧めはしないなぁ。一緒じゃなかったとき、立ち直りに苦労するから」

「参考にするよ」

「それでヨシ」

満は茶の間のテーブルに陣取ると、銀杏の殻をむき始めました。

背後の園側では、綾子が足の爪を切り始めます。

「夜に爪を切ると、親の死に目に会えなくなるぞ」

無言で切り続ける綾子。

「あ、なるほど、母さんに対する復讐だ。養育費が3倍って、母さんに暴露されたから、あえて死に目に会えなくなるように切ってんだ」

「別に信じてないから」

「いやいや、おかしいでしょ。俺にこの迷信教えたの、姉ちゃんだからな」

「万が一死に目に会えなくて、あの時詰め切ったせいだって思う人、いると思う?」

「言いきれないねぇ。現に俺は20年以上この迷信を信じて、律儀に守ってきたんだから」

「拘束力が強すぎるんだよ」

「拘束力?」

「ほとんどの会社員や学生は、土日の朝にしか爪を切れない、ってことになるよね」

昼でも夕方でも自由に爪を切れる立場の満にはわからない、と綾子は言います。

背中を丸めてやさぐれていた綾子。

「自分だけが知らなかったことがそんなにショックだったの?」

「べつに?」

「じゃあもう、そういう立場になった、ってことだよ」

親を欺く立場から、親として欺かれる立場へのシフト。

「いや、欺いたことなんかないし!」

「だって俺、何回協力させられたと思ってんの?」

デートのアリバイ作り、中学生の時に好きな男子と観に行きたい映画があって、満をダシにしてでかけて、映画の内容を一生懸命満に伝えて厳しい父親にバレないよう画策した、というのです。

「ああ、思い出した…」

「家に帰ったら、見てきたかのように振舞えって、俺、家の中で走り回った…あの映画、なんだっけ?」

両手に銀杏の器と殻入れを手に、片足でずりずりと座布団を引きずって縁側の綾子の隣に異動してきた満。

映画のタイトルが気になった二人は、ああでもないこうでもない、と思い出す努力をしていると、春海が通りかかりました。

「ほらぁ…あの人が出てるやつじゃん…トム・ハンクス」

「“ビック”じゃなくて、“フィラデルフィア”じゃなくて…」

しつこく走らされて、海老食べたいって言ってて、卓球が出てきて…」

沈黙の後で「「判った!」」と声を上げた二人。

それは「フォレスト・ガンプ」でした。

「おお、気持ちいいぃぃぃ!」

「良い映画だったわぁ」

その様子を見て春海が「スマホで調べればいいじゃん」と言うと、満は「バカだねぇ」と笑います。

「人生の楽しみを自ら放棄してどうすんだよ…最短の時間、最短の距離で歩く人の前には面白い木の実は落ちていませんから~」

「その映画、何て映画だったの?」

「フォレスト・ガンプ」

「名前は聞いたことがある」

「随分前の映画だからね」

「今度見てみようかな」

「私も久しぶりに観たくなった…」

「満兄ちゃん、DVD借りてきてよ」

「なんでだよ?」

「だって、暇でしょ?」

「親子そろって、人を何だと思ってるわけ?」

母と娘は和解しました。

「銀杏食べる?」

満が問うと、綾子は「じゃあ、一杯飲んじゃおうかなぁ」と答えます。

じゃあ、と満は殻をむいた銀杏のボウルを綾子に寄こします。

「フォレスト・ガンプの貸しね」

翌朝の縁側で。

満は足の爪を切っていました。

そして座卓の上には、“フォレスト・ガンプ”のDVD___。

其の十 シャンパンと合い鍵

バイトの終わりに…

後輩の海星(杉野遥亮)に頼まれた、彼の店クラッチのオーナーのペットの散歩は、そろそろ約束の期限を迎えつつあります。

ぜいたくな環境に、高価な服、そして良い餌を食べている小さなワンコに満は話しかけました。

「コウちゃん、今日でお別れだねぇ…達者で暮らせよ?」

その夜。

クラッチのバイトの小雪が出演しているライブがあり、満と海星、そして光司はライブハウスに居ました。そここに、かつて光司が一緒に「ズタボロ」というバンドで組んでいた男がカウンターで飲んでいたのです。

小雪が最近仲良くしている、と海星から聞いた光司。

「…あいつと仲良くしちゃダメだって言ってるじゃない」

ふっと、彼と目が合って、光司は自然にその視線を逸らしました。

身体が痛い?

引っ越してきてから体のあちこちが痛い、という綾子。

房枝さんと一緒に原因を探っていましたが。

どうも、満と喋り過ぎなのが良くなかったのでは、という結論に達します。

「おばあちゃん、私たちが引っ越してくるまで、満兄ちゃんと何話してたの?」

「会話なんてなかったわよ」

じゃあ、絶対満のせいだ、という綾子。

その満は、と言うとステージを終えた小雪と喋っていました。

光司がトイレから出てくると、かつてのバンド仲間のズタボロのリーダー田原(辻本耕志)が待ち構えていました。

「スーツ着ると、こんな感じなんだ?」

彼は、新しいバンドを始めたけれど、上手くいっていないのだ、と光司に語ります。

「お前とうまくやれる奴なんていないよ」

「俺は、こうちゃんの偉大さを痛感してるわけ!…ズタボロ、もう一回やらない?」

待ち望んでくれるファンもいる、と彼は言いますが。

「おちょくってんのか?」

光司の人生はそれどころではないのです。

クラッチのカウンターで

海星と満、そして光司は場所を変えて飲みなおしていました。

「まったく、再結成なんて…よく言う」

頑なにその道を自ら閉ざす光司。

もしやるとしても、田原と一緒にやる気はない、ともいう彼に、海星と満は苦笑していました。

「正直、球にうずいたりはするけどね」

「そりゃそうですよ」

満は「母さんと吹き矢なんてやってる場合じゃないですよ」と言いますが「アレはアレで、バカにできない」と光司は笑います。

満は、預かっていたオーナーの部屋の鍵を返そうとしますが、海星から「延長してほしいって言われたんですけど」との申し出で、暇な彼は快諾しました。

割のいいバイトだからです。

まだあったことがないオーナーは、海星の店だけでなく、美容系、IT系をメインに、人材派遣に手を出そうとしているのだと海星は教えてくれました。

「めちゃくちゃやり手じゃない」

光司が驚いていると、満が「じゃなきゃあんなマンション住めませんよ」とため息をつきます。

二人が家に帰ると、口うるさい綾子が、いつもよりマイルドな反応をみせていました。

「お風呂場の電球買ってきてくれた?」

満は、頼まれて買い物を忘れていましたが、「別に、無くても入れるだろ?」と開き直ります。

いつもなら苛烈な反応がありそうな綾子らが意外とすんなり引いたことに驚く満。

「ちょっと何なの?みんなして…気持ち悪いんだけど!」

戸惑う満の様子に、春海と綾子、そして房枝さんはこっそり笑っていたのです。

最終日の午後

晴れた休日、秋葉家の3人は家の建て替えの様子を見に出かけ、満は母と二人で、2話に出した水槽の掃除をしていました。

房枝さんは、夕食に鍋をやろうと満に言い、帰りに牡蠣を買ってきて欲しいと頼むのです。

それから、風呂場の電球も。

素直にお金を手渡そうとする房枝さんに、満は言いました。

「なんかおかしくない?いつもならもっと突っかかってくるだろうに」

避けられているのでは…?と感づいている満に、房枝さんは「そんなことないわよ?」と答えます。

その様子をいぶかしみながらも。

彼はたのまれたコウスケの散歩に出かけたのです。

「あなたが満くん?」

マンションに戻ると、そこには一人の女がいました。

「はじめまして、三枝アスカ(倉科カナ)です」

にこりと笑った顔がとても可愛らしい…彼女こそが、海星の店のオーナーでやり手の経営者だったのです。

ワガママと寂しさと

日が落ちるころ。

秋葉家の3人は家に戻ってきました。

建て替えの進捗を見てきて、お腹を空かせていたのですが、牡蠣を頼んだ満がまだ戻らず、用意した土手鍋を見てため息をつく春海。

その頃、満はアスカに高級なシャンパンを勧められていました。

「お酒飲めるでしょ?」

彼女の態度は次第に不遜な腑に気になっていきました。

旅行から戻ったばかりで、食べるものが何もないから、お使いを頼みたい、というアスカ。

渡されたメモを見て街を走り回る満でしたが。

高級フルーツにシャンパン、デリカのサラダにローストビーフ…ピッツァ。

奔走している間に牡蠣を買おうと思っていた魚屋はしまっていまい、家で待っているみんなは待ちぼうけを喰らっていました。

「遅いよ!」

シャンパンのせいか、ぞんざいな口調になったアスカはソファから満を怒鳴ります。

両手いっぱいの荷物を下げて戻る彼に、ニヤニヤした様子で「もしかして怒ってる?」と尋ねるアスカ。

「別に起こってませんけど」

ポケットから出したおつりを見て「お駄賃それで足りるかしら」という彼女に、お金はいらないと断る満。

「なんで?お金に困ってるんでしょ?」

「別に困ってませんよ」

「お金に困ってなくて、ひとんちの犬の散歩のバイトなんてするかな?」

ワザと怒らせようとしているのか、その口調は満の気持ちを逆なでしていきます。

お金はいらない、という満に「絶対ウソだね」と笑うアスカ。

「それはあなたが人間は金でしか動かないと思っている寂しい人だからですよ」

「じゃあ、満くんは何で動くの?」

「困ってる人がいたら助けたいと思う、当たり前の理由です」

すると、最初に約束していた報酬もいらないのか、と挑発され、満も少しずつ向きになって「それであなたの胸が痛まないなら良いんじゃないですか?」と吐き捨てるように言うのです。

その後に及んで、アスカは金をちらつかせたり、引っ込めたり。

熱々の料理が冷めないうちに、と慌てて戻ってきた満の気遣いも無視して、料理に手を付けようともしない…そんな傲慢な態度にさすがの満も呆れ席を立ちました。

「家族とご飯食べる約束してるんで、帰ります」

すると、態度は一変。

「困ってる人がいたら、助けてくれるんじゃないの?!」

「あなた何も困ってないでしょ」

「今日誕生日なの」

「へ?ウソでしょ?」

「免許証みせようか…お願い、ご飯だけ、一緒に食べてもらえませんでしょうか…」

転機

岸辺家では、牡蠣を諦めて冷凍の鶏肉の土手鍋になってしまいました。

一方、高級オードブルを食べ散らかしているアスカ。

クダを巻くように満に絡むと、彼はそれを見捨てられず、なだめすかし、おだてるようにして慰めていたのです。

アスカはバツイチでした。

そして、失礼な態度を取りながらも、話を聞いて欲しくて満を引き留めていたのだということを、彼は正しく理解し、相手をしていたのです。

「もうちょっと素直になりなさいよ」

「わかった。ごめんね」

「つか、謝んなくても良いけど」

初対面だからこそぶっちゃけているアスカは、かつて海星に振られているのだと告白しました。

「従業員に振られるほど寂しい女っている?!…振られた年下の従業員に同情されるような寂しい女なのよ…」

酔いが回ってソファにごろごろし始めたアスカは、ようやく、小さな声で言いました。

「今日はありがとね…」

合い鍵を返そうとすると、また散歩のバイトを頼みたいから、と改めて預けられ、報酬は海星経由で渡すというアスカ。

「はっぴーばーすでー…」

満のやさしさに、半分意識が飛んでいたアスカの口元はふんわり緩み、その場を立ち去る彼は犬のキーホルダーが付いた鍵をみつめ、握るのです。

帰宅した満を待っていたのは、茶の間のテーブルで大貧民をする家族たち。

「あら、皆さんお揃いで…」

無視される満は絡みまくりますが「文句があるなら、一刻も早くウチから出て行ったら?」と言う春海に「ま、それもアリかもね」と意味深に答えるのです。



スポンサーリンク

【俺の話は長い】5話の感想

3話くらいからずっと気になっている…房枝さんにまつわる不吉なフラグが「これでもか!」と言うほどいっぱい並んで、どうしようかと思ってしまった回でした。

房枝さんが死んだら教育費の差額を遺産相続でちゃんとしてほしいなどと言い出す満。

そして、夜爪を切ると親の死に目に会えない、という話をする綾子と満。

ずっと気がかりな、牧本の暴走。

房枝さんのために60歳を過ぎてから車の免許を取ろうとする彼の前に表れた、吹き矢の会の副会長檀野…金持ちで、豪邸に住み、外車を何台も所有している彼の洒脱な雰囲気に嫉妬した彼が何かやらかさなければ良いな…と思って、無駄にドキドキした一時間でした。

5話まで来て、お話は中盤、クライマックスは次回かな?

今回出てきた強烈なキャラクターは、何といってもアスカさん。

倉科カナさんをキャスティングした人、偉い!

ねっとりと嫌味なことをしてもどこか憎めない、そんな彼女の表情をよく表していたと思います。

そして光司のかつての盟友・ズタボロのリーダー、田原。

現実を見て、家族のために懸命に働く光司を、自分のために再び音楽の道に引き込もうとしているのですが。

光司とは好対照ですね。
家族のために生きようとしている光司と、自分一人のためにじたばたもがいている田原。

光司の人生の選択に影響してくるんだろうか、と思うとちょっとドキドキしてきます。



スポンサーリンク

【俺の話は長い】5話の視聴者の声


↑でも実際に満が身近にいたらひっぱたきたくなると思う(笑)。


↑ 満の才能は、誰に何を言われても自分を曲げないところ。
その是非は別として…。


↑ わかりみがありすぎる。


↑ うん…だから、リアルサザエさんな感じ。


↑ と思ったら、オリコンが同じこと書いてて笑った。


↑ 満、ヒモになっちゃうのかしらねぇ?


↑ どっちもめちゃめちゃカワイイ。

まとめ

“フォレスト・ガンプ”…懐かしい映画のタイトルが出てきました。

綾子と満はどちらかと言うと対立するばかりの印象でしたが。

やっぱり姉弟だから、その絆は連綿とあり続けていたんだな、とホッとするシーンでした。

美味いな、と思うのは、翌日の昼間、同じ場所で爪を切っている満の背中。

その時間、シチュエーションが、綾子が言っていた通り、彼の今の生活全てを表していたのです。

勤め人じゃないから、いつでも好きな時に爪を切り放題!

そして、座卓の上にはフォレスト・ガンプのDVD。

演出さんのセンス、凄いなぁ、と思うのです。

さて、アスカによって満の、そして田原によって光司の人生が変わるのかな、という予感。

どう転がっていくかわからないのが人生の醍醐味ですが。

おうちがもうすぐできて、同居できる時間もあとひと月半。

何事もなく、穏やかに、その先も、みんなの人生が何事もなく流れていくことを祈らずにいられない、そんな中盤です。



スポンサーリンク