2020年冬ドラマ

【知らなくていいコト】2話のあらすじネタバレと感想!恋と結婚とDNAと彼女の秘密

ドラマ「知らなくていいコト」第2話が2020年1月15日(水)に放送されました。

母が残した「ハリウッドスターの隠し子」疑惑から、急転直下「殺人犯の娘かも」疑惑で結婚どころか恋も立ち消えになってしまったケイト。

しかし職業人として目の前に転がる特ダネを無視することはできません。

思いがけず手掛けることになったそのネタは”遺伝子と結婚”…今のケイトにはぐさぐさと思い当たりすぎるテーマだったのです。

ここでは、「知らなくていいコト」第2話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の声を紹介していきます。

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【知らなくていいコト】2話のあらすじ(ネタバレ)

失恋のダメージ

母・杏南(秋吉久美子)の急逝から半月。

やっと日常を取り戻した真壁ケイト(吉高由里子)は、しかし失恋のダメージで4キロ体重が落ちたことに気付いていました。

人生はどん底から絶頂、絶頂からどん底の繰り返し___。

スクープをゲットして舞い上がった直後に母が倒れて「あなたのお父さんはキアヌ・リーブス…」と言い残して目の前で亡くなり、遺品の整理をしていたら違う男にまつわる指輪が出てきて、それが世間を騒がせた殺人犯で…それが本当の父親らしいと分かったら、結婚を申しでてくれた彼氏が前言撤回して去っていった…なんなんだこの急展開は?!と、しみじみ噛み締める暇もないままのジェットコースターな日々。

「殺人犯の子って…この見えない逆境を私はどうやって跳ね返すんだよ?!」

ソファに突っ伏しながらも、ケイトは吹っ切るように起き上がり、会社に向かうのです。

それでもやっぱり彼が好きなのだ…

会社近くのカフェで、春樹(重岡大毅)を待ち伏せしたケイトは、カップを差し出して「5分だけ!」と彼を招き入れました。

しかし、春樹は素気無い態度で「用事って、何ですか?」と他人行儀な姿勢を崩すことをしません。

「私が、乃十阿徹の娘かもしれない、っていう話なんだけど…キアヌ・リーブスの子である確証がないのと同じように、乃十阿徹の子であると言う確証もないの」

プロポーズされた時、ケイトは自ら「殺人犯の子でもいいの?」と聞いてしまい、それで春樹の頭が固まってしまったのでは、とケイトは言います。

「でもね、可能性はあっても、まったく確証はないの…」

 1985年 乃十阿 → 指輪 もらう
 1986年 キアヌ 母 → ロス 会う
 1987年 私 産まれる

メモで書いて示しても、春樹はそれを直視しようとせず。

「今あるデータでは私の父親が誰だか全くわからないんだから、殺人犯の子ときまったわけではありません!…別れる、と結論付けるには、早いんじゃないかなぁ…撤回しない?___撤回してくださいっ!」

しかし、春樹は「できません」と取り付く島がありません。

「一度言ったことなんで」

「自分でいうのもなんだけど、もったいなくない?」

ケイトは自分に自信を持っていましたが。

春樹はそれを上回る頑なさで彼女を拒絶したのです。

取り残されて、呆然とするケイト。

冷めたコーヒーは、とても苦く口に残りました。

DNAからわかること

朝から編集部ではテンションが無駄に高い面々が働いていました。

岩谷編集長(佐々木蔵之介)は尾高が撮った元・グラビアアイドルの居乳ポートレイトを絶賛していましたが、その写真には秘密がありました。
「こんなんやってないで戻って来いよ!」
「もう俺ニュース追っかける体力ないですから」
「熊追っかける体力はあるくせにな」

尾高は動物の写真を追いかけてフィールドワークをメインに写真を撮っていたのです。

「尾高の奥さんは、ほら…イルカと泳ぐ人ですから!」

グラビア班デスクの田淵(粟島瑞丸)が言うと、岩谷もすかさず「影響されちゃったんだなぁ…女の力ってすごいねぇ」と茶化しますが。

尾高はそのディスプレイの写真を指して本題を話し始めました。

その見事な“おっぱい”は、一度切除したうえで再建された、という凄い歴史を秘めたものだったのです。

DNAの検査で、乳がんの罹患率がとても高いことを知った彼女が、そのリスクを排除するために切除し…。

「見事に再現できるもんなんだなぁ…」

岩谷は思わず眼鏡をかけなおしてその美しい胸元を凝視していました。

そんな岩谷に、特集班の小野寺(今井隆文)が“DNA”つながりで話を持ちかけました。

最近では、DNAを調べたうえで、適した職業を見つけたり、相性のいい相手を紹介する結婚相談所がある___ということで、そんな婚活パーティを取材したい、というのです。

岩谷はさっくりその企画をケイトにパスするように指示を飛ばしました。

小野寺は不承不承ではありましたが。

デスクの黒川(山内圭哉)も「あの人は言い出したら聞かへん」とあきらめ顔です。

小野寺から、その婚活パーティの概要をレクチャーされ、ケイトと佐藤(森田甘路)はさっそく取材に向かいます。

唾液からDNAを採取して登録し、マッチングした相手とお見合いパーティで対面する、というシステムです。

直感と化学のせめぎあいのような「人間が惹かれ合う仕組み」についてケイトは小野寺と激論を飛ばしましたが、「今彼と元彼の両方が同じ職場にいる君の感覚は特殊」とばっさり言われてしまいました。

DNA MATCHING PARTY

テンションが高い女性司会者が仕切るそのパーティはちょっと異様に映るものでした。

参加する男女は仮面をつけた状態で登場したのです。

ケイトと佐藤、そして市川(渋谷謙人)が結婚相談所のスタッフ・笹野(市川由衣)の案内で取材と撮影を行っていました。

先入観を持たずに、フィーリングを感じてもらうことが大事、というのですが。

呼ばれて引き合わされた相手と座ったテーブルで、封筒の中から出てきたのは数字が書かれたカードです。

80%以上の数字が並ぶそれは、目の前にいる相手とのマッチング率だといいます。

それを見て喜ぶ参加者たちは、会話を交わし、10分後にマスクをはずすのです。

「顔を見てイヤになることもあるんじゃないですか?」

そう尋ねるケイトに、笹野は「相性がいいことを承知で顔を見たら、そんなにいやではないみたいですよ?」と答えます。

会場では次々とカップルが成立していきますが、それは悉く最初に引き合わされた組み合わせです。

ケイトにはそれが洗脳のように見えますが、笹野は「科学です!」と反論しました。

そんな中で、最後にたった一組だけが不成立…女性は納得しきれないようでしたが、皆が一回で成立するとは限らないのだと笹野は慰めていました。

男性・山際(えなりかずき)は、笹野を振り返って会釈をし、去っていったのです。

カップル成立した参加者たちは確実なマッチングの手段としてDNAを使うことを選んだというものや、「よくわからないけれど、良い匂いがした」という感想を述べたものまでいたのです。

彼の決断

その頃春樹は岩谷を捕まえて頼みごとをしていました。

「次の異動のタイミングで、僕を編集部から出してもらえないでしょうか?」

「どうして?」

「あの…実は…真壁ケイトと別れたんです」

「えええええええええーーーーーーー?!」

「いろいろあったんで…同じ、編集部のなかにいるのは…精神的に、苦しいっていうか…」

「振られちゃったの?なんでダメになっちゃったの?」

「それは言わないっていう約束なので」

「ああそう…理由はどうあれ、俺はねぇ、男女問題で異動はさせない主義なんだ。そういうもんじゃないから。仕事って。異動はさせない。野中は大事な戦力だ」

「…はい、ありがとうございます」

「週刊誌の編集部で働くなら、過ぎてしまったことは忘れることだ」

パーティ会場の豪華な建物を出て、ケイトと佐藤はどこかつかみどころのないその取材結果に今一つ納得できないでいると、その外で、山際が誰かを待っていました。

現れたのは笹野です。二人は連れ立って歩き始めました。

「行動確認!」

横浜理工大学の遺伝学の先生のレクチャーのアポを取っていたケイトは佐藤に二人の後を追わせました。

光に怯える…⁈

ケイトが尋ねた研究室で見せられたのは、光を当てた後に電流を流すという操作を繰り返したマウスは、パブロフの犬のようにひかりを見ると帯びるようになる、という動画でした。

しかし、それにはまだ先があったのです。

その経験をしたマウスの子供にも、同じ反応が見られ、ピカッという光に怯えるというのです。

DNAには、風貌や性格だけでなく、週刊や経験も組み込まれていて、遺伝子の意思こそが生命の意思なのだと、教授は語りました。

人間はマウスとは違う、言葉がある、というケイトに「DNAの前に、言葉など無力なものですよ」とも。

(もし私が乃十阿の子供なら…私の中に乃十阿の遺伝子が組み込まれている…私は…マウス…)

呆然と歩くケイトに佐藤からの一報が入りました。

笹野と山際は駅で別れ、山際は仕事に戻ったのだと言うのです。

「何やってるひと?」
「個人で設計事務所やってるみたいです」
「ご苦労様」

誰もいない編集部に戻ったケイトは、乃十阿の事件について調べ始めました。

奥多摩の事件の、当時の報道映像を動画サイトで見ているケイトは、やりきれない思いで顔をしかめていました。

ちょうどそこに、仮眠していた春樹が呼び出されて起きてきました。

担当の作家が原稿を送ってきたのです。

「コーヒー飲む?」

返事のない春樹の側に缶コーヒーを一本置いて、ふっと目があった時の春樹の視線はそれまで見たことがないほどに冷たい物でした。

「そんな…恐ろしい人を見るような目で見ないでよ…私がなにしたっていうの?私が人殺しだとでも思ってるの?それって…それって差別じゃない?」

春樹は、何も言えずに目を伏せました。

「そんなふうに思ってたの…見損なったよ___野中」

ケイトの目は潤み、今にも泣き出しそうでした。

その場にいることが耐えられず、彼女は荷物を掴むと社屋の外に飛び出していったのです。

差し伸べられる手

そんなケイトに気づいた人がいました。
尾高です。

車を停めると「送っていくよ」と声をかけたのです。

「逆だよ?」

「今日はこれから朝まで歌舞伎町でイエコウモリの撮影なんだ」

助手席に乗り込むと、ケイトは昔の話をしました。

イエコウモリを、かつて尾高は飼っていたこともあったのです。

「うん、でもあれ、飼ってはいけないものだったらしい」

「一緒に行ってもいい?」

「良いけど、臭いよ?」

彼が入り込んでいく路地裏はゴミが溢れ、確かに臭く、そして、ネオンが光る怪しい街角に飛び交う蝙蝠を、尾高は嬉々として撮影していたのです。

空が白む頃。
二人は歌舞伎町の街角を並んで歩いていました。

「昨日、犯罪遺伝子について調べたんだ」

ポケットに両手を突っ込んで歩くケイトは、尾高にはノーガードでなんでもするすると話せてしまうのです。

「ママの遺品から指輪が出てきて、その送り主を調べてみたら、乃十阿徹だったの…30年前、キャンプ場でおきた無差別殺人犯の、乃十阿徹。ママと乃十阿徹が恋人通しであれば、私の父親が乃十阿徹かもしれないでしょ?

「キアヌ・リーブスじゃないの?」

「キアヌの可能性もあるけど、乃十阿徹の可能性もあると思うの」

「ふうん…じゃあ、キアヌってことにしとけよ」

「尾高さん、全然驚かないね!」

「ん?」

「普通さぁ、殺人犯の子かもしれない、って聞いたらもっと驚くはずでしょ?」

「はは…驚いたよ」

「うっそ!」

「俺、顔に出ないんだ」

「うそ…尾高さん、何か知ってる。この前も乃十阿徹のこと教えてっていったら“そんな人もいたなぁ”ってとぼけたでしょ?…そのこと知りたくて追いかけてきたの。だからもう逃げられないんだから」

ふーーー…とほそくため息をついた尾高は、傍に合った店を示して「ラーメン、食う?」と優しく問いかけたのでした。

尾高の告白

どんぶりを持ち上げてスープをすすっていると、「鼻水出てるよ」と尾高が指摘しました。

二人は交際していた時期があったことで、お互いに信頼があり指摘も鋭いのです。

差し出されたティッシュでケイトが鼻をかんでいると、ぼぞり、と尾高が話し始めました。

「三年前、乃十阿の写真をイーストのグラビアで掲載した。発売日の午後、お母さんから連絡があった___ケイトには、内緒で会いたい、って」

それは、初めて聞くことでした。

『尾高くん、乃十阿徹のことを追いかけるのはもうやめて欲しいの』
アトリエに現れた母・杏南は開口一番にそう言いました。

『どうしてですか?…あ、お知り合い、ですか?』

『理由を言わないと、お願いを聴いてもらえない?』

『うー…ん、まぁ…そう、ですねぇ』

『ケイトの父親なの』

『…え?』

杏南の告白はあまりに唐突なものでした。

慶英大学の講師と学生で出会った杏南と乃十阿。

再会した時には教授になり、結婚もしていた彼、その結ばれない運命に諦めはしたものの、杏南は授かったケイトを産もうと思った、というのです。

『“証”が欲しかったの』

振り絞るようなその声に、尾高は思わずたずねていました。

『あの事件は?』

『乃十阿は人を殺せるような人間じゃありません』

それでも彼が逮捕され、刑に服して、その時点で外の世界に戻ってきていました。

『それでも…いつかケイトが私と乃十阿の接点を知る時が来たら…耐えられない』
そう言って顔を覆い、項垂れる杏南に、尾高は頼まれたのです。

『どうか、もうそっとしておいてください。ケイトを生涯守ってあげて。なにもかも、あなたが汲んであげて…わかるわね?』
杏南は涙をこらえた声で言いました。

『ケイトを、よろしくお願いします』

「ママが…“乃十阿徹が父親だ”って、言ったの?」

尾高は、小さくうなずきました。

「じゃぁ、ママはなんでキアヌの子だなんて言ったの…」

答えはありません。

「帰ろっか。少し横になった方がいい。今日、企画会議だろ」

「眠れないよ、こんな気持ちで」

尾高は、自宅マンションまでケイトを送り届けてくれました。

部屋に入ると、目に飛び込んでくるのは杏南の祭壇です。

ケイトは思わず乱暴に御リンを鳴らし、ぱんと音を立てて両手を合わせていました。

遺伝子に逆らう男

企画会議でケイトは黒川にDNA婚活パーティの様子をかいつまんで話し、まるで洗脳のようだったその流れの中で一人だけそれに染まらなかった参加者がいた、と報告しました。

佐藤も「女性はマッチングの相手を選んでいたのに、男性が選んでいないんですよ」と言い添えます。

「その男性の真理を取材しないと、あの婚活パーティのヨイショ記事になっちゃうんで、取材してみようかと思うんですが」

黒川のGOサインを得て、ケイトは一人で山際の設計事務所へと向かいます。

ケイトがその事務所の入る雑居ビルで、たまたま笹野と山際が一緒にいるところを目撃し、すかさず取材を申し入れしました。

押し負けて観念した二人は“プライバシーの侵害”とか、“互いに独身だからとやかく言われる筋合いはない”などと警戒心をあらわにしていましたが、次第にその口を割っていったのです。

実は、山際と笹野のDNAマッチングは最悪だったのです。

相性がいいのは70%以上。

しかし、二人の場合は10%にも届かなかった、というのです。

笹野が「マッチングの良い人を選んだ方がいい」と言うのでパーティには参加してみたが、やはり気持ちにウソはつけないと彼は確信していました。

「でも僕は、笹野さんが好きなんです!」

「そういうもんですよねぇ、恋って」

ケイトはうっとりしてその二人の間の空気を観察していました。

「ダメだと判っていながらも惹かれてしまうのが、本当の恋です」

「マッチングの良い人を紹介してもらいましたが、どの人より、事務局の笹野さんが気になってしまって…」

自分たちのことは書かないで欲しい、仕事をクビになってしまうから、と笹野は言いましたが。

「そんなことでクビになるなら、ここで働けばいい!DNAがなんだ!…結婚しよう!1/10の数字でも、自分が10倍努力するから!結婚してください!」

「それは…だって、10%もいかないんだよ?私たち…」

逡巡する笹野に、ケイトは思わず言っていました。

「笹野さん!DNAの呪縛から抜け出した方がいいですよ…だって、自分が10倍努力するなんて言ってくれる人いないですよ、この世の中に」

「口だけなら何とでも言えます。でもDNAは“ちがう”って言ってるんです」

「DNAなんて気にしないなんて言ってくれる人、DNAなんて関係なしにプロポーズしてくれる人、他に居ませんよ!」

ヒートアップするケイトの様子に戸惑う二人ですが。

「DNAがなんだ!っていう記事を書きたいと思います」

「こまります!」だったら、昨日撮った写真の掲載はしないでください!大体、あなたおかしいですよ…」

笹野の言葉をよそに、ケイトは山際の手を取って励ましていました。

「負けないでください。笹野さんだって、あなたのことが好きです」

そして、二人の手を取って、ケイトは言ったのです。

「大事にしてください___いいお話をうかがえました。ありがとうございました」

ケイトは、帰社すると一心不乱に原稿をまとめ、黒川に“ええ記事や!”と褒められるものを書き上げたのです。

『DNA婚活サービスに潜入・9割がカップル成立の不思議、洗脳に乗るか、洗脳を乗り越えるか…運命の呪縛「DNAがなんだ」』

その記事は多くの人の心を掴み、そしてまた、春樹を揺さぶっていました。

その頁を読んでいると、同僚の女子が「その記事のカップル、素敵ですよね!」と声をかけてきました。

「うん、そうだね…」と返事をしながらも、春樹は動揺していたのです。

身体の中に残るもの

出勤してきたケイトは小野寺に「面白かったよ、婚活ルポ!」と褒められました。

元はと言えば彼の企画でした。

「でも左トップは貰ったけど!」

「次は私が右のトップ狙います」

「戦闘的なDNA持ってるねぇ」
それは何の気なしに小野寺が口にした言葉でしたが、ケイトにはずきりと刺さりました。

黒川のところには、件のマッチングサービスから苦情が寄せられたと言いますが、そのホームページはアクセスが殺到して大変なことになっていたのです。

「ホンマかいな!週刊イーストの宣伝力物凄いなぁ」

「DNAを信じてもよし、信じなくてもよし、っていう記事内容が良かったんですよ」

佐藤がケイトの書き方を褒めてくれると、黒川が「うわ、謙遜せぇへんのか」と呆れていました。

その頃、どこともしれない寂れた海辺の町で、乃十阿は何事か思っていました。

通り過ぎる下校中の子供らは、彼にも「こんにちは」と声をかけて通り過ぎていきます。

夜。
岩谷とケイトは連れ立って焼き鳥屋のカウンターにいました。

彼は、春樹が異動を希望していること話してくれました。

「そうですか」

「君の気持ちはどうなの?」

「どっちでもいいです」

「もうどうでもいいんだ?」

「はい、どうでもいいです」

「じゃあ、置いとくぞ」

「大丈夫です」

ケイトは促されて沢山食べたいものをオーダーします。

へこたれてもがっつり食べて復活できるのが彼女の強みだということが解ります。

「人間は性的に満たされなくなると食欲が更新するらしいです」

「それはヤバいな」

「やーばーいです」

「太ったケイト見たくないよ。いまさら言うのもなんだけど、やっぱりケイトには尾高があってたなぁ」

「尾高さん、奥さんいますから」

「いてもいいんじゃないの?尾高とケイトなら特例で…」

「良いんですか?」

「ダメだ」

「ダメですよね」

そんなやり取りをした後で。

ヘッドライトの眩しさにたじろぐケイトは、尾高のアトリエに向かいました。

彼もまた、DNA婚活の記事を読んでいました。

「忙しい?」

「ううん…どした?」

「聞きたいことがあって…」

招き入れてくれた尾高に、ケイトはコーヒーを振舞われました。

見覚えのあるキッチンに、かつてそこで二人で過ごしていた時間を思い出したケイト。

「ママとの約束で黙っていた乃十阿のこと、なんでこの前話してくれたの?」

「苦しそうだったから」

「私が?」

「そう」

「覚えてる?私にプロポーズしてくれた日のこと」

それは、尾高がニュースカメラマンを辞めて二人の間がうまくいかなくなっていた時のこと。

『結婚しないか?』
『結婚?動物カメラマンになったら、普通の人になったのね?』
『ニュースカメラマンじゃない尾高さんは要らない、か』
『うん』
『だけど___夫にしたら、案外良いかもよ?』
『やめて?そういうこと言う尾高さん、好きじゃない…結婚はしない、誰とも』

二人の記憶の中にある、それは苦い時間でした。

「忘れるわけないだろ、ケイトに振られた日だ」

「あれって、なんで?」

「ん?」

「結婚とかしないで、このまま仲良くしていられたらイイねって、言ってたのに」

「なんで、プロポーズしたか?…それは、ケイトを離したくなかったからだ。のんきに動物なんか撮ってる尾高さんなんか、尾高さんじゃない、ってショックだった。けど。やっぱり離したくなかったんだなぁ…野中がケイトに興味持ってたの知ってたし。だけど、そんな昔のこと、今更どうした?」

「大事なことなの。私が、乃十阿徹の子供だって、解ってて、結婚しようって言ってくれてたってこと?」

___なんで、あの時…気づかなかったんだろう。
ケイトは、手放してしまったものの大きさに涙が止まりません。

___なんで、この人を捨てて、春くんに乗り換えたんだろう。
差し出されたタオルで顔を覆い、子供のように泣いていました。

(時間よ…もどれ)
それは永遠に叶うことのない祈りでした。



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【知らなくていいコト】2話の感想

放送開始前には予想もしなかった展開がバンバン降ってきて、二話目にしてこの密度かー!と。
流石、大石静女史の脚本は裏切らない!

尾高さん…既婚者だったんですねー。
あの肝の座り具合、ただ者じゃないと思っていますが。

三年前のケイトの傲慢ぶりがさらっと描かれており…それは若さとか、自信とか、いろんな感情があったんだと思いますが、最後の「時間よ、もどれ」というひと言は、今の彼女が気づいてしまったいろいろなことへの懺悔とか、後悔とか、その全てを包括している言葉だったんだろうなぁ、と思いました。

杏南さんが生きていたらこれもまた違ったかもしれません。

キアヌでも乃十阿でも、そんなことに煩わされずにいられたら、日々楽しく仕事をして、違った人生を満喫していたはず、という思いがきっと彼女の中にあるはず。

それでも、巻き戻せない事実は厳然としてそこにあり、恐らく吹っ切ってしまった春樹のことは本当に「どうでもいい」ことになったんだろうな、という瞬間もありました。

それでも、自ら手放してしまった尾高の存在の大きさを、こんな形で再確認するとは。
結構惨い…。

そこにもってきて、ケイトにふられた尾高が結婚していたとは。
そして、ふらふらと歩み寄ってしまう予感が漂っていますよ、二人とも。

不倫には厳しい週刊誌なんでしょ?!ダメだよ!と予告を見てドキドキ。

ここに、春樹の重岡大毅くんが何か暴走しちゃいそうな予感もあって、目が離せません。

それにしても、編集部の面々は本当に豪華だなぁ。

佐々木蔵之介さんと山内圭哉さん、喋るタイミングが少し他のキャストさんと違う感じで、揺らぐ空気感が凄く良いと思います。

来島役の永野宗典さんは「G線上のあなたと私」でバイオリン教室のスタッフの地味な存在感を醸していて、今回も良い具合の濃度のオーラでそこに居ます。

今回、ケイトに企画を譲った小野寺の今井隆文さんは、だんだん台詞が増えてきたなぁ、と嬉しくなります。

どんどん、バイプレーヤーとして大きくなってる感じがいいなぁ。

そしてやっぱり最高なのが尾高の柄本佑さんと、春樹の重岡大毅くん。

どっちに転んでも、何かやってくれそうなこの二人から目が離せませんよ。
楽しみです。



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【知らなくていいコト】2話の視聴者の声


↑ 直感的に思ってたことが間違ってなかった。


↑ きっと真面目なんだろうなぁ。この人。だからキャパを超えたものからは手を引いたんだろう、と思う。


↑ だとしたら。ケイトの投げかけた言葉は、あまりにも惨い。


↑ 杏南さん、おそらく、こんなに早く自分が死んじゃうなんて思ってなかったんだろうなぁ。


↑ このシーンの会話の店舗がすごくイイ。


↑ うん、柄本佑がこんなに素敵な役を演じられる役者さんになったんだなぁ、と思うと嬉しくて目が離せない。


↑ 自分の中でうまく言えないことをこうしてまとめてくれる人がどこかにいるって、素晴らしいな、SNS!


↑ この二人、本当に対照的だなぁ、と。

まとめ

ここで大貫勇輔さん登場って、豪華だなぁ。

「ルパンの娘」、「東京グランメゾン」と結構な活躍ぶりでしたが、久々にダンサーとしての彼が見られるのはちょっと嬉しい。

そして春樹と尾高の直接対決は、春樹の本音が飛び出しそうで、そこに尾高の男気がみられるのではないか、と思ってしまうのですが、どうなりますことか。

キアヌ・パパ説はすでにドリームとして霧散していますが。

それでも、本当の父親としての乃十阿に会いに行くケイトの心理は、どんななんだろう。

触れない方がいいよ、と思いますが。

その先にあるのは、30年前の事件の解明や、ケイト自身の出征の謎につながっていく、っていうことなんだろうか。

なんだか、毎回延長で時間を稼いでもらわないと、尺が足りなくなりそうですね。

本当に、贅沢なドラマです。