ここでは、NHK朝ドラ「エール」第19週「歌の力」82話のあらすじ(ネタバレ)・感想についてお伝えしています。
裕一(窪田正孝)に召集令状が届きますが、音(二階堂ふみ)は何かの間違いだと言って現実を受け止めきれません。
出征する覚悟を固める裕一。
そんな時、裕一に軍が制作する映画の音楽を作曲して欲しいという依頼が三隅(正名僕蔵)という男からあります。
しかし、出征を理由に依頼を断ることに…。
すると、三隅は自分のつてを利用して軍に話を通し、裕一が作曲で多大なる貢献を国にしていることを理由に即日召集免除となったことを伝えます。
自分だけ特別扱いされることに違和感を覚える裕一なのでした。



朝ドラ「エール」 82話のあらすじ(ネタバレ)
音(二階堂ふみ)が歌を歌いながら掃除をしていると、華(根本真陽)がやって来ます。
「お父さん、良かったね。」
「そうね…。でもお父さんは行きたかったみたい。」
「お国のため?」
「もっと複雑な…。」
すると突然、華が音に「お母さんは、私のために歌を辞めたの?」と尋ねます。
華を近くに呼び、そっと抱きしめながら話しだす音。
「私が選んだの。あなたを。それに夢は諦めていない。お父さんに預けてある。」
「夢って預けられるの?」
「うん!2人で叶えるの。」
「2人で。そっちの方が楽しそうだね。」
「華は良いこと言うねえ。」
「いつか見たいな。大きな劇場のお母さん!」
「華も大きくなったし、戦争が終わったら歌を始めたいな。」
そして華から頼まれて歌声を披露する音。
一方、裕一(窪田正孝)は召集解除になったことで、自分だけ特別扱いされお国のために戦争に行かないことに複雑な思いを抱えていました。
そのためお国のための曲作りに一層力が入る裕一。
早速、三隅(正名僕蔵)から新しい映画の音楽の詩「若鷹の歌」を見せてもらいます。
その詩を見て「素晴らしい詩です。」と言う裕一ですが、最後の一部だけ違和感を感じ、何とか訂正してもらえないかと頼みます。
「ここの部分、無くしてもらえないか西城先生に頼んでもらえませんか?」
「いや、でも。ここが一番盛り上がる所ですよ!」
「最後はこうではない方が曲が締まります。」
裕一がそう頼んで帰って行くと、「これだから音楽家は…。」と陰口をたたく三隅なのでした。
「彼らのような若者のおかげで今この国はもっているんだ。頑張らないと。」と呟き、裕一は作曲活動に没頭していきます。
豊橋では、礼拝が厳しく監視されるようになっていたため光子(薬師丸ひろ子)たちは密かに集まっていました。
みんなからこれからについて意見を聞かれる光子。
「私は。私の信仰は捨てたくない。守りたい。だからと言って危険を冒すくらいなら今は…。」
「それは、戦争に協力するっちゅうことか!!!」
「そうじゃない!!」
「都合が良すぎるわ。まあ、あんたら軍のお金でご飯食べられてるんだもんね。そのおかげで兵役逃れもおるし。」
そう言って五郎(岡部大)のことを見る信者たち。
「酷い!取り消してください!!」
「違っとる?違っとるなら謝るけど。」
言い争いになったところで牧師が言います。
「とにかく。今はこういう集まりは危険だ。しばらくはやめておこう。」
家に帰ると五郎は眠れずに聖書を読み始めます。
そこへ、そっと寄り添う梅(森七菜)。
「梅ちゃんは、今も書いているんでしょ?本のアイデアはどこから来るの?」
「ずっと前に裕一さんが急に家に来たの。お姉ちゃんを奪うためにね。」
「あの先生が?」
「意外でしょ?その時に言われたの。物を作るには何かのきっかけや繋がりが必要なんだ。自分の中から出すだけではなくて外に目を向けてみるといいかもって。」
「やっぱり先生はすごいなぁ。」
「だからね。あなたがいるから書くことが出来るの。」
「梅ちゃん。」
「梅って呼んで。」
恥ずかしそうにしながらも「梅」と呼ぶ五郎。
そんな五郎にそっとキスをする梅。
その様子を偶然目撃してしまう光子ですが、笑顔を浮かべてそっとその場を離れるのでした。
古山家では裕一が曲を披露するために予科練へと旅立ちます。
海軍飛行予科練習生、いわゆる予科練の制度は海軍の航空機搭乗員の育成のため従来の志願者に厳しい基礎訓練を施すものでした。
その採用試験はたいへん狭き門であり、その制服の7つボタンは子供たちの憧れの的でした。
予科練へ向かう電車の中で、三隅と話す裕一。
「先生の曲、明るくて最高ですよ!!」
「西城先生は詩のこと何か言ってませんでしたか?」
実際は頭を下げて頼み込んで何とか変更してもらっていましたが、「なるほど!そこは削った方がいいと賛同していました。」と話す三隅。
「それなら良かった。でも、何かが違う気がするんです。まだ何かあるんです。」
「そんなことないです!!この曲は最高です!!」
「曲の披露は明日の朝まででしたよね。それ、待っていただくことはできませんか?もっと彼らのことを知りたいんです。」
「つまり、見学したいと?」
「なんか、この辺りまで来ているんです。何とかなりませんか?1日。1日だけ待ってください。」
「僕はこれで十分だと思うけどなぁ。うちにも予算と予定がありまして。」
「三隅さん!どうかお願いします!!何とかお願いします。」
裕一の勢いに負け、「分かりました。」と了承する三隅。
「ありがとうございます。」
しかし、三隅は裕一の聞こえないところで「あ~!!!!何なんだよ!!」と怒りをあらわにしていたのでした…。
朝ドラ「エール」 82話の評価評判は?
『若鷲の歌』
詩にこだわり、作曲も納得が行くまで何かを込めたい裕一さん。
裕一さんの中で“戦争”が大きくなっていってる感じがする…#朝ドラエール #エール pic.twitter.com/fZYePT6BSX— Alice (@AliceNeko_2106) October 6, 2020
作ってもらわないと困る三隅さん。
自分を殺すリアクション。面白くて笑っちゃう❣️
50.1➡︎50.4㎏ pic.twitter.com/o6TZMkwyVI
— 奥の細道 (@okunosumaibito) October 6, 2020
お出かけ裕一さん❤
『いい子でね♡』華ちゃんに掛ける言葉、何気ない幸せな日常の象徴のようにも見えました。今日、唯一裕一さんの笑顔が見られたシーンでした。#朝ドラエール #エール pic.twitter.com/bcKQnxpWFA
— Alice (@AliceNeko_2106) October 5, 2020
#エール
オープニングが始まる迄4分間、あれっ?心配しちゃった。
華に教える「母の夢は父に預けてある」大切な内容でした。「梅ちゃん」と言う五郎。「梅」と呼びい!
完全に主導権は持っていかれた❣️五郎の目に涙。関内家は隠れ(潜伏)キリシタン?
ムシロの敷物には笑っちゃいけないが笑った。 pic.twitter.com/c8mAqKSKcm— 奥の細道 (@okunosumaibito) October 5, 2020
「予科練の若者の気持ちをもっと熱く、もっと深く表現出来るんじゃないかって」
「この心の内をまだ昇華出来てないんです」召集免除された自分に出来ることは曲を作ること
国のために戦おうとしている若者のための曲を…
その思いが、裕一さんを突き動かしているんですね😢#朝ドラエール #エール pic.twitter.com/u3tv90X5Vi— いねまき (@inemaki) October 5, 2020
#エール【君はるか】音が華に歌い聴かせた歌は、音が裕一への手紙を書く際に 便箋代わりに使った紙の裏に印刷されていた浅原鏡村の詩「君はるか」に、裕一が衝動的に曲を付けたもの。二人の出発点とも言うべき歌です。しかも、このエピソードが史実だったということに シビれます。#朝ドラエール pic.twitter.com/hBnKgW30hH
— ひぞっこ (@musicapiccolino) October 5, 2020
#エール【夢は預けてある】昔のことを 色々思い出させられる回でしたね。音は せっかく鷹ノ塚記念公演のヴィオレッタを勝ち取ったのに、妊娠による 体の変化によってどんどん 追い詰められて行き、最後は裕一が引導を渡す形になりました。あれは視聴者としてもツラかったなぁ。#朝ドラエール pic.twitter.com/3YWpM4XpAo
— ひぞっこ (@musicapiccolino) October 5, 2020
朝ドラ「エール」 82話の感想
裕一が兵役即日解除になったことで、今までより一層お国のために良い曲を作らなければという思いになっています。
自分だけ特別扱いされて戦争に行かないことが心に引っかかっているのでしょう。
その使命感に駆られ、裕一から笑顔が消えてしまっているような気がします…。
予科練で若者たちと会うことで、また裕一の考えが変わって行くのでしょうか?
日々、重い展開になって行きますが戦争は忘れてはいけない現実にあったことですので、しっかりと見届けたいです。
豊橋では隠れてキリスト教徒の集まりに光子たちが参加していました。
梅や五郎も一緒でしたね。
五郎も聖書を読み始めていましたが、五郎は純粋でまっすぐな性格なので今後キリスト教にのめり込んでいかないか心配です。
これ以上、特高に目をつけられたら大変です。
関内家は馬具を軍に納めることで生計を立てていますから、そのことで今後光子たちが苦しむことにならなければいいのですが…。
気になってしまいますね。
暗い展開の中でも梅と五郎のシーンはほっとできます。
ふたりがお互いにかけがえのない存在になっていることが分かりますね。
古山家も関内家もみんなが戦争で不幸が訪れることがないように祈るばかりです。


朝ドラライター

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